CASAクラス(3~7歳) 世界を感じる子どもたち
こんにちは!CASA(*)クラスの清水美香です。
(*Casa dei Bambini = 「子どもの家」のイタリア語。3歳〜6歳の子どもたちが過ごします)
CASAクラスでは、毎日地球儀や世界地図、国旗などに触れ、寄港地での経験と併せて世界を拡げています。
この男の子は、トレーシングペーパーに国旗を描き写しています。一つの国旗を描くのに30分~1時間静かに集中して色を塗り続けています(それ以上長い場合も!)
この活動も今CASAで人気のお仕事の一つです。
また、子どもたちは「七つの大陸」という歌が大好きで、お集まりの時や地球儀を回しながらよく歌っています。世界地図のパズルが好きな男の子は、「北アメリカ~、南アメリカ~…♪」と、各大陸の形のパズルをはめながら、この歌を歌っています。
部屋には大きな地球儀があり、毎日たくさんの子どもたちが地球儀を見ています。
先日、4歳の男の子が
「台湾あった!え、日本から近っ!」
と言いながら地球儀を見ていました。
そこへやってきた別の男の子は、
「でも今はこんなに遠くにいるんだよ!ほら、ここギリシャって書いてある」
と、地球儀に載っているギリシャの国旗を指さします。
はじめに見ていた子は驚いて
「え、どうやってそこまで来たのかな!?」
「ここがインドだから、こうやって海をぐるって回ってきたんじゃない?」
と2人で仲良く地球儀を回していました。
帰港日の前日には世界地図を広げ、今自分たちがどこにいるか、みんなで確かめます。
定期的に現在地にシールを貼っていくと、
「え、もうこんなに遠くに来たの?」
と驚く子がいたり、
「日本はここで、ここがインドで、スエズ運河はここで…」
とこれまでの航路を振り返ったり、一人一人が、自分たちが地球を移動していることを体感しています。
洋上保育園のいいところは、世界を感じる実体験ができるところです。
各寄港地で聞く言葉、匂い、気温や湿度、景色、現地の人とのやりとりや思い出…
これらの体験が、子どもたちの世界をぐぐんと拡げています!
これから続くヨーロッパ、中米でも子どもたちはますます世界を感じて拡げていくことでしょう。楽しみですね!
(清水美香)