子どもの可能性を最大限に広げる意外な習慣

『モンテッソーリ教育』と検索すると、超一流の有名人や著名人を見かけます。
少し調べただけでも、驚く名前ばかり・・・

イメージ
この方々は、なぜこんな素晴らしい成果を上げることができたのでしょう・・・!
偉業を成し遂げた人の共通点は、いったい何なのでしょうか。

自分で選ぶ大切さ

モンテッソーリ教育では『子どもの自主性』を大切にしています。
『子どもの自主性』を尊重するために、何でもかんでも自由にすることを応援するのではありません。
制限のある選択肢の中から、子ども自身が自分で考え選び、自分で決める【自己選択】を大切にしています。
イメージ

人生長いですから、選択をせまられる瞬間が何度もおとずれます。

「どの高校に通いたいか」「どんな仕事をしたいか」といった、割と大きめな選択から
「夕飯は何を食べようか」「休日の予定はどこに行こうか」のような、日常的な選択まで様々あります。

親の都合で物事を決められて自己選択をしてこなかった人は、『自分で選ぶ』『自分で決める』ことが苦手になってしまいます。
イメージ

幼い頃から選択肢を与え、『自分で選ぶ』習慣をつけておくことをお勧めします。
では、『自分で選ぶ/決める』習慣はどのようにつけるのでしょうか・・・

選択肢を2つに

0歳から3歳くらいまでは、2つの選択肢から決める練習をはじめます。

「バナナとミカン、どっちを食べる?」
「赤と青のシャツ、どっちを着る?」
イメージ

まずはよく知っている2つの物から選ぶということが大切です。

「ランブータンとマンゴスチン、どっちのジュースを飲む?」と聞かれたら困りませんか?
よく味を知らない物が選択肢に入ると、大人であっても決めるのが難しくなります。
イメージ

洋服はどちらを選んでもその季節に丁度いい服を選択肢にします。
赤いシャツは長袖で、青いシャツは半袖・・・のような選択肢だと、せっかく子どもが選んでも「今日は暑いから半袖にしようね〜」となり、自己選択を尊重することができなくなってしまいます。

たくさんの選択肢があると決められないので、まずはどちらを選んでも大丈夫な2つから練習するのが良いでしょう。
2つしか選択肢がなかったとしても、子どもは『自分で決めた』ことが嬉しいのです。
イメージ

子どもが選んだことは、親の都合で変えずにその通りにすること。
そして、最後まで責任を持つことが大切になります。

ミカンを選んだとして「ちょっとバナナ黒くなりはじめてるから食べてくれない?」はナシ。
ミカンを1口食べた後で「やっぱりバナナにする」と言われても、「じゃあバナナは明日にしよう」とサラリと伝え、『みかんを選んだから、それを食べる』ことで最後まで責任を持つことを体験できます。

何が言いたいのかというと、間違ってもいいから『自分で選ぶ』ことを幼い頃から練習することが大切だと思います。

 イヤイヤ期も自己選択を

1歳から3歳ごろ、世間ではイヤイヤ期と呼ばれる時期があります。
ピークは2歳ごろと言われ、自我が芽生え自己主張が強くなるため、「親の言うことをなかなか聞いてくれず困っています」と、この時期のお子さんと過ごす親御さんから、よく耳にする言葉です。
イメージ

子どもの思う通りに付き合ってあげたくても、時間が迫っていてそうはいかない。
「保育園へ送り出すまで戦いです」なんて事ありませんか?

「早くご飯を食べなさい」
「着替えは終わったの?」
「服を着なさい」

つい大きな声で言ってしまい親子喧嘩していませんか?

『自我の芽生え』ということは
『あなたと私は違う人間だ』というのことに気づくことです。

大人に100%依存しながら生きていた赤ちゃんの時期から、1歳前後で自分で歩けるようになり身の回りの世界を広げていくことで自我が芽生え、何ごとも「自分でやりたい」という気持ちを抱くようになるのです。
イメージ

この時期の子どもに「◯◯しなさい」は「イヤーーー!」を招くことになってしまいます。

そんな時こそ【選択肢】です!

「朝ごはんは、お米とパンどっち食べる?」
「クマと猫のTシャツ、どっち着る?」

イメージ

選択肢を与えたことで、子どもが『自分で決めた』喜びによってスムーズな朝の支度ができるかもしれません。
イメージ

子どもの自主性の手助けを

マリア・モンテッソーリさんは『子どもは生まれつき、自分自身を成長させる力を備えている』と言葉を残しています。
私たち大人は、子どもを信じて彼らの自主性を手助けすることが、子どもの可能性を最大限に広げることにつながるようです。
イメージ

ピースボート子どもの家は2歳から6歳のお子さんと過ごしています。
子どもたちがいる時間に、クラスを見学してもらうと驚かれることが多いようです。
イメージ

このように、子どもたちは自分で何をするか決め、それぞれに過ごしています。
興味をもった活動のやり方を見せたり、「これやってみない?」と促すことはありますが、基本的に子ども自身が何をするか決めてやり始め、十分満足したら自分で終えます。
イメージ

活動を中断させて別のことに誘ったり、夢中になっている時にできるだけ声をかけないよう気をつけています。
危険なことがない限り、できるだけ見守り子どもたちの様子を観察していると
「こんなことができるようになったんだ!」
「今は◯◯が楽しいんだな・・・」と、気づかなかった部分が見えてきて、面白いです。

ぜひご家庭でも【自分で選ぶ/決める】を大切にしてみてください^^

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

アーカイブ

ページ上部へ戻る