赤ちゃんの寝かしつけアイテムと“背中スイッチ”の不思議

『寝かしつけがうまくいかない』と、困ったり悩んだりしたことはありませんか?
世界一周保育園でモンテッソーリに関わる私も、よくこのようなご相談をいただきます。

今日は赤ちゃんの“背中スイッチ”や、お悩み解消アイテムについて、国際モンテッソーリ協会公認教師の資格を持つ佐藤が書いてみようと思います。

“背中スイッチ”という言葉を聞いたことはありますか?

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抱っこでようやく寝てくれた赤ちゃんを、布団に寝かせた時に起きてしまう…
まるでセンサーのように、赤ちゃんを起こす“背中スイッチ”に悩んでいる子育てママやパパの話をよく耳にします。
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寝不足でがんばっていると、「また寝かしつけしなくちゃ…」と悲しくなったり、イライラしたり、絶望的な気持ちになって泣けてきた!なんて声もありました。

背中スイッチが発動する原因には、抱っこと布団の温度や感触の差、匂いが変わること、姿勢の変化やモロー反射(※)などが考えられます。
※誕生から約6ヶ月ごろまで見られ、周囲からの刺激によって赤ちゃんの意思とは関係なく動く原始反射のこと
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紹介したいのはトッポンチーノ[Topponcino]!

【トッポンチーノ】とは、モンテッソーリ教育を系統だてたイタリアの医学博士マリア・モンテッソーリさんが考案した、楕円形の小さな布団のことです。
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昔はイタリアのみで使用されていましたが、現在は世界中で使われています^^

これまでお母さんの胎内が最高の環境で育ってきた赤ちゃんにとって、生まれてきた世界は刺激がいっぱいです。大人の私たちからしたら、赤ちゃんは常に過敏な状態と言ってもよいでしょう。

そんな時、ママや赤ちゃん自身の匂いがするトッポンチーノを使うと赤ちゃんは安心して過ごすことができます。

抱っこするときは、トッポンチーノごと抱くことができるので、抱っこで寝かしつけた赤ちゃんをそのまま横にすることができます。
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そうすることで、温度や感触、匂いの差を減らすことができます!
“背中スイッチ”も反応しづらくなり、赤ちゃんは安心してスヤスヤと眠ってくれるでしょう^^
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こちらはご機嫌で鏡を見ています^^
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トッポンチーノは寝かしつけ以外も大活躍

ママ以外の人が、赤ちゃんを抱っこすると機嫌が悪くなって泣き出すことってあると思います。
赤ちゃんは「いつもと抱き方が違うぞ…、心臓の音も違う…、匂いも違うー!」と、不安になるのです。

そんな時も、トッポンチーノが大活躍!
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日頃から使っている、匂いが染み込んだトッポンチーノごと抱っこすると、初めて抱っこされる人に対しても安心することができます。
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トッポンチーノどこで買えるの?

【トッポンチーノ】で検索すると、たくさんの購入できる場所が紹介されています。
「せっかくだから手作りしたい」という声も多いようで、手作りの方法が書かれたサイトも見つけました!
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とは言っても「手作りは大変でしょ。ミシンもないし・・・」という方に朗報です^^
バスタオルを均等に折り畳み、枕カバーに入れると、トッポンチーノに似た赤ちゃん布団ができあがります^^
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赤ちゃんの肌は繊細なので、レーヨンやフリースなどの化学繊維ではなく、綿やシルクなどの自然素材を使用するよう心がけましょう!
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背中スイッチがいつまで続くか?は個人差があるようです。
赤ちゃん(お子さん)の長い人生を考えると「背中スイッチ、ほんの一時だったな〜」と思える日が必ずくるはずです^^
何事も完璧に!と、がんばり過ぎないのも秘訣なのかもしれません!

「モンテッソーリ教育」について、詳しく知りたい方は↓こちら↓

2015年に裁縫が苦手な私も課題でトッポンチーノ作りにチャレンジしていました^^;
得意な方は出産お祝いにすると喜ばれるかもしれません。

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これなんだ(*^^*)?? 世界中の産まれてくる子どものために、ちくちく作ったら… 平和になる気がする♡ 産まれる前も、後も、愛されてるって思ってくれるんだろうな♪ 修行の様な大阪生活も1学期は明日で終わり!! 東京に帰りまぁーす* 今度は250時間の観察実習が待ってるよ!

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このブログは普段「ピースボート子どもの家」対象年齢の2歳から6歳のお子さんに関することを記事にしていますが、今後はモンテッソーリ教育にまつわる話にもチャレンジしてみようと思います!

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