第3回、第4回「ピースボート子どもの家」、発表!
ついについに。 発表の準備ができました。
「ピースボート子どもの家」、2011年に開催する第3回、第4回の発表です~!!
2011年度に開催するのは、
4月に出港し、80日間で地中海と中南米の魅力を満喫する第73回「地球一周の船旅」
そして、7月に出港し、子どもたちの夏休み期間に北欧を訪れる第74回「地球一周の船旅」 の2回です。
夏休みの時間を使って行く100日間の74回クルーズも魅力的だし、
80日間という短い時間で地球一周するぶん、子どもは一人15万円で参加できちゃう
73回クルーズも捨てがたい。
・・・15万円で地球一周+1日3食+ピースボート子どもの家プログラム参加費込み。
無認可の保育園に通うより安い(!)この金額は、一人でも多くの子どもたちに地球一周してほしい
という一心からの、苦肉の策です。
思い起こせば、3年前。
国際交流NGOで働いていながら、子どもが生まれてから海外の「現場」に行けないことをなんとなく
ツマンナイと思いながらも、子どもをつきあわせて(もしくはおいてけぼりにして)まで出張することもできず、
陸上勤務を続けていた私。
でも本当は、子育てをはじめたからこそ世界の子どもたちのことが前より一層気になるし、
子育てをしているからこそ、美しいままの地球環境を次世代に残したい、
そのための勉強を現場でやりたいと思うようになっていた。
考えてみればみるほど、自分のような子育て世代は多いような気もした。
誰よりも真剣に未来世代のことを考えて社会づくりができるはずの子育て世代にこそ
地球を旅してほしいのに、ピースボートには子連れで旅ができるインフラが整っていなかった。
2歳のお誕生日 を洋上で迎えた桃。
それなら、大人の旅に子どもをつきあわせるのではなく、
子どもも大人もいっしょにワクワクした出会いと学びを重ねられる方法はないかと考えた。
勉強をすすめるうちに出会ったのが、モンテッソーリ教育。
誰かに「教えてもらう」のではなく、体験を通した学びを大切にするところが、
ピースボートの哲学とぴったりだった。ひとりひとりが変わることで世界の平和を目指す ところも。
全国の保育園・幼稚園で子どもの育つ環境をアドバイスしている
国際モンテッソーリ教師の深津高子さんにゼロからすべてを教えてもらいながら、
試行錯誤でピースボート史上初めて、「幼児教育」をはじめた。
「本当に、子どもにとっても深い学びがある空間を作れるのだろうか」
「そもそも、親子で地球一周するというニーズはあるんだろうか」
実は不安もタップリではじめてみた企画だけれど、
自分自身が2歳の娘を連れて地球一周してみて、親子ともにグンと成長した。
差別の気持ちも偏見もない小さな子ども時代に
異なる肌の色、言語、食べ物、建築物、さまざまな動植物に親子で出会い、親子で感動すると、
「みんな違って、みんないい」が自然と身につくようになる。
世界の多様性を楽しみ、背景の違う人の気持ちに寄り添うことができる親子が増えることは、
なによりの平和構築だ。モンテッソーリ教育と地球一周のコラボレーションが生んだこのプログラムは、
もしかしたら「世界一の保育園」かもしれない! と自信たっぷりで帰国することができた。