パナマツアー「ボート遊覧とハイキング」
パナマのクリストバルに入港して参加したツアーの話、もう一本。
今回のツアーはガトゥン湖をボートで遊覧と熱帯雨林をハイキングという内容で、13人の子どもを含む32人でツアーに出発しました。
パナマは今、雨期にあたる時期(5月~11月)で、私たちが入港した日の天気予報も雨模様。日本の梅雨のようなジメっとした蒸し暑いクリストバルですが、子どもたちはカッパに長靴で元気よく、遠足気分でバスに乗り込みました。
バスに乗って向かうのは、パナマ第二の都市のコロン。
コロンはパナマ運河のカリブ海側の玄関で、人口約22万人の都市で、香港に次いで世界第二の規模を誇る自由貿易港で、南米各地から商店主などが買い付けにに来てとても賑わっているようです。
30分ほど移動し、ボート乗り場へ向かっている途中で早速、大きな葉っぱを見つけたり、アリの行列を見つけたり自然いっぱい!
もっと見たい気持ちを抑え、まずはガトゥン湖でのボート遊覧へ。
子どもたちは双眼鏡を持ち、どんな動物や野鳥が見られるかとワクワクしている様子!
ボートが出発すると早速、ミツユビナマケモノを発見!!
木と同じような色をし、あまり動かないナマケモノを発見するのは、大人の目でも一苦労。葉っぱが揺れたり、ボートが出来るだけ近くに寄ってくれたので子どもたちも自分で発見することができたようです。
また湖を進むと、次に見られたのはなんとワニのあかちゃん!!!
水面に浮いている木の先に、小さなワニのあかちゃんが乗っており、ガイドさんも「とってもラッキーですね!」と言っておられました。
ボートが出発し、こんなにも早くに動物が発見できたのは、時間帯が昼を過ぎて気候が丁度良かったことと、雨が降った後は動物が出てきやすいとのこと。
ほかにも、マングローブツバメ・オオハシ・ホエーザル・カワセミ・トビなど様々な野鳥に動物を見ることができましたよ!
子どもたちも「あっ!あそこの木になにかいるよ!」と発見も早く、自分たちの目でしっかり見ることができ、楽しめたようです。
目で見るだけでなく、耳でも自然を感じている子どもたち。
「きぃーきぃーないてるね。おさるかな?」と3歳の女の子。
雨がポツポツと水面に落ちる音や湖に雨が落ちる様子も子どもにとっては楽しいひととき。ゆっくり過ごし、たくさんの動物を見ることが出来て、大人も子どもも楽しめるボート遊覧となりました。
ボートを降りて、ハイキングに向か途中に見たのは、葉切りアリ!
アスファルトの上にいるアリを見ると、葉っぱを運んでいる様子がよーく分かり、子どもも大人もじっくり観察します。
日本で見るアリより少し大きく、茶色のアリ。
それも長ーい行列を作り、草の上ではアリの通った後がクッキリ見える程。
「葉っぱいっぱい運んでるね~」と子どもたちも興味津々でしたよ。
そして次は熱帯雨林でのハイキング。
ここでも自然をいっぱい感じることができ、早速大きなバッタを捕まえ嬉しそうな6歳の男の子!また、ジャングルの中を歩いていると大きなアリの巣を近くで見ることができました。
また2歳と3歳の女の子は大きな葉っぱを傘にしてみたりと、雨の中でもルンルンで歩いていきます。
一番後ろを歩いていたグループは、ジャングルの出口で小さなサルを見る事ができ、最後の最後まで大自然を満喫することができましたよ。
40分ほどハイキングを楽しみ、バスに戻ってきた子どもたち。
自然に触れ、心も身体もリフレッシュできたようです。
パナマの豊かな大自然を肌で感じ、動物や野鳥の自然な姿を近くで見ることができた1日でした。
追記:
ツアー翌日、CASAクラスでは早速、パナマで見た動物や野鳥を図鑑で調べ、自分たちのオリジナル図鑑を作り始めました。実際に見たことで、印象が強く残っていたようですね!
(斉藤裕子)