グアテマラでホームステイ

「ピースボート子どもの家」のブログ
中米をゆくオーシャンドリーム号は、マヤ文明の中心地のひとつとして栄えたグアテマラに寄港。
グアテマラで、一泊二日のツアーに参加されたりんたろうくん親子。
そしてこの日は、グアテマラのご家庭にホームステイさせて頂くことができました!


一日目の交流プログラムを終えた夕方、ピースボートの水先案内人(※)でもある「バモス・アンデラス(AMVA)」(※)という女性団体の代表アンへリーナさんのお宅にお邪魔しました。
温かいホットチョコレートを頂きながら待っていると、ホストファミリーがそれぞれ迎えに来てくれました。

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りんたろうくん親子のホストファミリーは、ファウストさん(父)とヘイディーさん(母)、そしてりんたろうくんと同じ4歳の娘さんのイシェルちゃんでした。
そこから車でご自宅へ向かいます。

車の中で、「どんなお家かな~。」とわくわくしていると、あっという間にお家に着きました。
素敵なお家に、りんたろうくんはもちろん、大人も興奮!
ご家族に「メジャモりんたろう」と自己紹介をして、お部屋の中を案内してもらいました。

私たちのためにわざわざ空けてくれた寝室(普段はイシェルちゃんの部屋)を案内してもらうと、「わぁ~!母さん!石のベッドじゃないよ!」とりんたろうくん。

ポンペイ遺跡で、石のベッドを見つけ、その時からなぜか石のベッドにお泊りすると思い込んでいたらしいです(笑)。
ベッドの上をイシェルちゃんと一緒にぴょんぴょん跳ねて大騒ぎの二人はすっかり意気投合の様子。

 

その後もイシェルちゃんの玩具で仲良く遊び、やっぱり子どもってすごいなぁと感じた瞬間でした。
夕食の時には、「ねぇ明日もここのお家に泊まれるの?」とお母さんに聞いていたりんたろうくん。
「明日はお船に帰るんだよ。また泊まりたいの?」と聞かれ「うん!」と笑顔で頷いていました。

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ホストファミリーのみんなとごはんを食べたり折り紙をしたり…言葉が通じなくてもただ一緒に過ごすだけで、こんなにも通じ合えるものがあるんだと感じた夜。
りんたろうくんにとっては大人の私たち以上に感じたことがあったのではないでしょうか。

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翌朝、集合場所に向かう時、りんたろうくんとイシェルちゃんの手をとって歩くヘイディーさんは二人のお母さんのようでした。

常に「Rintaro!」とりんたろうくんのことを気にかけて、自分の子のように接してくれたヘイディーさんと家族のみんな。

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二日目の遺跡見学の時もイシェルちゃんとずーっと一緒だったりんたろうくんは、帰りのバスに乗り込むと、「またここに来られる?」とお母さんに尋ねていました。

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文化、言葉、宗教、肌の色・・・そんな違いを簡単に乗り越えて心と心で会話ができていた二人は
本当の姉弟のようでした。きっと子どもはそれを「違い」とは思わずに、ありのままを受け入れられるのでしょうね。

 

この日、「平和は子どもから始まる」という言葉の意味が私の心にすーっと落ちたような気がしました。
国は違えど同じ人間だということ、そして同じ地球の仲間であること、この体当たりなホームステイを通して感じることが本当にたくさんありました。

 

また、「地球の反対側にも同じように人々がいて、それぞれの暮らしがあるんですね~。あたりまえなんですけどね・・・」とりんたろうくんのお母さんがしみじみ言っていました。

とても深い言葉ですね。
これを体感できたことがこの船旅の何よりの宝物ではないでしょうか。

 

※水先案内人
ピースボートの船旅では、日本国内外から各界の専門家、著名人の方々にご乗船いただき船内講座やワークショップなどを行っています。

※「バモス・アンデラス(AMVA)」という女性団体。差別の残るグアテマラで、特に「ただ女性である」がために受ける差別に対し、女性の地位向上を目指して活動している団体です。

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