寄港地:2013年4月6日香港に到着しました!
4月6日、初めての寄港地、香港に到着しました。
香港は最初の寄港地ということもあり、10人の子どもたち全員が「保育士同行ツアー」を選択。
今回の行き先は、現地のモンテッソーリ園と香港の街を見渡す公園ビクトリアパーク、そして(とくに保護者が)お楽しみの「飲茶ランチ」です。
バスでゆっくりと車窓からめぐる市内観光にも子どもたちは興味津々で「あっ!にかいだてのバスだ!」などと、目を輝かせていました。
はじめに訪れたのは、Casa dei Bambini Hong Kong (「香港子どもの家」)というモンテッソーリ園。
園長先生のジョアンナさんは、ピースボートを受け入れるために旅行の予定を返上して帰国してくださいました。
土曜日だったこの日は園はお休みで、子ども達は不在。
部屋に入ると、ジョアンナ先生に「どれでも好きなものを使ってね」と言われ、大興奮の子どもたち(と、保育士…笑)。
やりたいこと、触りたいものがありすぎて、そわそわうろうろ…。
あっちこっち歩きまわって教具に触れる子や、一つの教具でじっくり遊ぶ子など、それぞれが思い思いに過ごしました。
部屋の中にジョウロを見つけたりんたろうくん(3歳)は、「あっ!ぼくこれやらなきゃ!」と、反射的にジョウロを手にし、一目散に水道に向かいました。
水を入れて、植木に水をやるその姿は、船の上でのりんたろうくんとまったく同じ。
最近、植物の水やりが日課となりつつあった彼にとって、これは大好きなお仕事です。
保育が始まって3日しか経っていないにもかかわらず、子どもの家での生活がこんな風に表れたこと、保育士の先生もなんだか嬉しく感じました。
こんなこともありました。
香港の街を歩いている時、道端に生えていた葉っぱを手にとり、半分にちぎったりんたろうくん。
くんくんと葉っぱに鼻を近づけて、一言。
「はっぱのにおいがちがう」。
日本にいる時、お母さんとの散歩で葉っぱの匂いを嗅いでいたりんたろうくんだからこそ感じることのできたこの感覚。
大人とはまったく別のところで、様々な違いを感じ取り、楽しんでいました。
この感覚を大事にしていきたいものですね。
さて、この日の夕方、今度はcasa dei bambiniの先生方と、そこに通う親子が20名ほどピースボートに遊びに来てくれました!
船の中を案内したり、船上の子どもの家で地球一周の船旅を紹介する映像を見たりしたあとは、日本の子どもと香港の子どもが混ざって、スポーツデッキで遊びました。
同じ場所で遊んでいるうちに、新しいお友達に話しかけてみたくなったれんくん(4歳)。
でも恥ずかしくてそわそわ…。
先生が声をかけ、きっかけを作ると、「Hello…」と一言。
れんくんにとっては、ものすご~く勇気がいった一言です。
相手の女の子も嬉しそうに、そしてちょっぴり恥ずかしそうに返事をしてくれました。
れんくんも照れ笑い。周りにいた大人みんなで、なんだか心がほっこりしました。
最初の寄港地は、怪我もなく楽しく過ごすことができました。
「100万ドルの夜景」を見ながら、次の港へと出発します。
また明日から3日間は船の上。
みんな、「子どもの家」で楽しく過ごそうね。