「私もやりたい!」憧れのまなざし

「ピースボート子どもの家」では2歳から6歳と、年齢が異なる子どもたちが一緒にに生活しています。いわゆる【異年齢保育】を行っています。

異年齢保育ならではの、微笑ましいエピソードをご紹介します。

黙々と冠作りをする6歳の女の子を、じーっと見ていた3歳の女の子がいました。
はじめは見ているだけでしたが、「私もやりたい!」と、型紙の線に沿って一生懸命にハサミを合わせて切ってみました。シールを貼って飾りつけて…

テープでとめるところまで自分で気づき、

「どうやってすると?(可愛らしい筑後弁!)と、保育士に聞きにきたのですが、
「かして~」と、6歳の女の子がお手伝いに来てくれました!どちらも真剣な表情です。
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頭の上に乗せてみて、「ちょっと大きいな~」と、やり直し。
ちょうど良い大きさになり完成です!被せてもらって、ご満悦!
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おやつの果物は子どもたちが協力し、クラスのみんなが食べられるように準備をするのですが、その時のエピソードです。

切り分けたリンゴの数を数え、1人何個のリンゴが食べられるかを考えます。
『ひとり3こ』と、食べられる数の答えが出ました!

さて、書こう!というところまで、自分でできました。
書き方が分からなくて困っている4歳の男の子に、6歳の女の子が手を取り、一緒に書いてくれました!
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5歳のコタくんが大きなポットから小さなピッチャーへ、お茶を入れる場面を2歳のコウくん、4歳のタイガくんが、じーっと観察をしています。
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保育士がやって見せるより、クラスのお姉さん、お兄さんがやっているのを見る方が集中しているように感じます!

クラスのお姉さん、お兄さんに親切にしてもらった経験があるので、小さなお友だちも自然と教え合う姿が見られます。

船の「子どもの家」では、出発から約1ヶ月が経ち、【ちいさな先生】が増えています!
子どもたちの優しい姿が開花する連鎖を見て、あたたかい気持ちになりました。
(木村衣里)

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