「鉄製はめ込み」が流行っています! 

第94回クルーズは53日目をむかえ、残りちょうど半周となりました。
ロシア→フィンランド→エストニア→スウェーデンと、寄港地が4日続き、久々の「子どもの家」開園日でした。

朝登園するとすぐに「これやっていい?」と、鏡を磨くお仕事(*)をするマナちゃん。(*:子どもが真剣に取り組むことは “Play / 遊び” ではなく “Work / お仕事”。モンテッソーリ教育の現場では、子どもの活動を “Work / お仕事” と表現します。)

種を握りしめながら登園し、「せんせい、紙ちょうだい!!」とリュックを背負ったままやってきた、アサヒくん。リンゴとミカンの種をセロハンテープで紙に貼り、一生懸命「みかんのたね・りんごのたね」と書いていました。

小学2年生のエマちゃんは、日記帳を広げ寄港地を思い出しながら机に向かっていました。

ゴマすりをするチヒロくん。ふりかけ作りをするサスケくん。

みんな、それぞれに、やりたい事があって、あっという間に2時間が過ぎます。

 

ここ最近のブームは『鉄製はめ込み』です。

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小学生のリオンちゃんや、エマちゃんが色々な形、色々な色を使ってデザインします。

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それを見た子ども達が、次々に「わたしも・ぼくも」と憧れの目で伝染していきました。

 

『鉄製はめ込み』は、モンテッソーリの言語教育、「書きことば」に分類されています。
「書きことば」の準備には、“手の準備”と、書きたい!と思う“脳の準備”が必要になります。『鉄製はめ込み』は、「書きことば」までの大切な過程なのです。

 

目的は…
*えんぴつを持つことに慣れる
*手の動きを正確に、しなやかにする
*限られた空間でも、正確に動かせるようになる
簡単に言えば、この活動をたくさん行うと強い手になります。

 

P1050201gP1050190eP1050094dP1050195fP1050795l年齢に関係なく、全員、作品ができると穴を開け、紐を通して本にします。P1040743cIMG_2576aP1040585bP1050792iP1050796m

「IDカードケース作り」「国旗作り」が流行ったり、『鉄製はめ込み』の後は、どんなお仕事ブームがやってくるのでしょうか!?
子どもたちが「今日はこれしよう!」「あれがしたい!」と、目的を持って登園してくれるのは、我々保育士にとって、とても嬉しいことです。残り半周!船も「子どもの家」もどんどん前進します!!
(渡邉麻弥)

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