ふりかけ作り ~かつお節削り編~
先日、『ふりかけ作り』をご紹介しました。
今回は、ふりかけに入れる、『かつお節』を「削る」という活動が加わりましたので、ご紹介します。
麻弥先生から「かつお節削り器」や、「かつお節」が紹介されました。
「え~!?これがかつおぶし?」
「なんか、においがする~」と、
初めて見る『かつお節』の色や形、いつもの香りとは少し違う、いぶした香りに驚いている様子です。
削り器の使い方を見せていきます。しーんと静まりかえった保育室で「シュコッ!シュコッ!」という音が聞こえます。
そうちゃんも挑戦してみました!
削るにはコツがいるようで、表情が物語っています!!
机には「みてもいいですか?」と、ハルくんとちーちゃん。見ている2人も真剣な表情ですね。
別の日のそうちゃんの様子です。
削るとその面がツルツルになることに気づいたようで、“削っては触る…”をくり返し、確認していました。
かつお節のどの面を削るかは、子どもたち自身が決めています。
あっこちゃんは横向き、ふくちゃんは縦向きです。2人とも何度も何度もくり返します。
数日後、アサヒくんも挑戦してみました!
削っては、削り器の引き出しを開けて見て、削れているかを確認するアサヒくん。
その様子を、2歳のさっちゃんがジーっと見ています。
次は、さっちゃんの番です!
軍手がうまくはまらなかったさっちゃんに気づいたアサヒくん。
「アサヒがやってあげる!ここに、ゆびををいれて…」と、優しく声をかけながら、手伝ってくれました。
さあ、さっちゃんも削ってみます!
引き出しを開けて「けずれたかな~?」と確認中。
“引き出しを開けて見る”という確認作業が、子どもたちには、とても興味深いようです。
削りたてのかつお節を、ふりかけに混ぜ、ランチにいただいています。
「きょうのかつおぶし、ぼくがけずったよ~!」と、子どもたちも嬉しそう!
大海原で日本を思い出す、贅沢なふりかけ。
『かつお節削り』も、大人気のお仕事(*)になりそうです。
(*:子どもが真剣に取り組むことは “Play / 遊び” ではなく “Work / お仕事”。モンテッソーリ教育の現場では、子どもの活動を “Work / お仕事” と表現します。)
(平松亜衣)