異年齢保育と助け合い

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クルーズがはじまった頃は、自分のことしか見えていなかった子どもたちに、日に日に嬉しい変化がみられるようになりました。

それは困っている友だちに自然に声をかけたり、助けたりする姿が増えたこと。異年齢保育の良さを強く実感しています。

特に、一番年下のけんしろうくん(2歳)が困っていると、必ずと言っていいほど誰かがさっと手を差し伸べています。

「けんちゃんだいじょうぶ?」という温かい言葉であったり、さりげなく優しい行動であったり。こういう場面に出逢うたび、心がほっこりします。

 

・けんしろうくんがエプロンをつけられずに困っていると、さりげなく近づいて何も言わず、静かにエプロンをつけてあげるえまちゃん(3歳)。その自然な行動に感心しました。

・パズルの片づけ方が分からず四苦八苦しているけんしろうくんに「けんちゃんだいじょうぶ?」と、一緒に片づけてくれるせいかちゃん(4歳)。おやつの時にも、お茶を注ぐけんしろうくんに気づいてさっと手を貸す姿が見られ、嬉しくなりました。

・けんしろうくんが水道の蛇口に手がとどかない時、「ぼくがやる!」と、れんくん(4歳)。れんくんはお仕事の片づけかたなども、いつも優しく教えてくれます。

・レストランに向かう時、お姉ちゃんのあゆみちゃん(5歳)が別の友だちと手をつないでいるのを見て「おねえちゃんがいい~!あゆみちゃ~ん!」と号泣したけんしろうくん(2歳)。そんなけんちゃんの手をとって、小さな手で涙をぬぐってあげながら「泣かんでいいよ?」と優しく声をかけるゆめちゃん(3歳)。
この日のお昼寝の時も、けんちゃんの隣に寝転がって、あゆみちゃんがしていたようにトントンしてあげていました。そんなゆめちゃんに信頼をおいている様子のけんしろうくん。お姉ちゃんでないとダメだった彼も、ずいぶんと変わりはじめています。そして、末っ子のゆめちゃんにとってもまた、けんしろうくんの存在はとても大きいように感じます。

 

こんなにも自然に助け合い、支え合いながら毎日を過ごしている子どもたち。

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子どもの家は毎日小さな幸せに溢れています。

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