バックル・ボタンの新しい『着衣枠』
ピースボートは、カリブ海を抜け、パナマ運河を通航し、太平洋まできました。
11月10日のお昼頃には赤道を越え、南半球に入りました!
先日【新しい安全ピンの『着衣枠』】をご紹介しましたが、今回はバックルとボタンの着衣枠ができあがりましたので、ご紹介します!
99回クルーズ子どもの家が始まり約2ヶ月が経ちました。クルーズが始まったころは、リュックについているバックルを自分で外したくても、なかなか難しかしそうにしていた子がいました。
リュックで行うのが難しい場合でも、着衣枠を使用すれば繰り返し練習することができます。
「できない よ」
「こうして、やって みて ごらん」
大人は手本を見せ、見守ります。
何日にもまたがって、何度も繰り返し挑戦し、自分でできるようになりました!
「はずれた!」
突然のできごとに、きょとんとしているけいすけくん。
「けいすけくんが、自分ではずしたのね。」
自分一人でできたことが嬉しい彼は、もう一度挑戦しました!
繰り返してみると、また自分で外すことができました!!
「ねぇ、みて! けいすけ が はずした の!」
自分でできるようになるって、本当に嬉しいできごどですよね。
けいすけくんは、外れた着衣枠をお友だちに見てもらいます!
今ではいとも簡単に、バックルを外せるようになりました!!
バックルができるようになったら、次は別の着衣枠に挑戦しています。
モンテッソーリ保育では、繰り返したいだけ繰り返すことができる環境と時間を作るよう心がけています。着衣枠をこうして並べると、バックルやボタンだけでなく、マジックテープやジッパー、安全ピンや蝶結びなど、様々な種類の困難性を見ることができます。
子どもたちがボタンの練習ができるように、ボタンの着衣枠も作成しました!
既製品とは異なりますが、子どもたちが思わず触りたくなるように工夫したオリジナルの着衣枠です。
2歳のりほちゃんもボタンに挑戦します!
「ぱじゃま の ぼたん したい の」
繰り返し練習し、できるようになったら、また別のちょっと難しいことに挑戦するのでしょう。
これからも、子どもたちの「やって みたい!」が増える手助けをしていきます!
(冨永和美)