ピース&グリーンボート2016夏よりただいま〜小学生編〜
今回は、92回クルーズが出航する直前に実施したクルーズの報告です。
夏休み中の2016年7月29日〜8月6日に実施された「ピース&グリーンボート2016年夏」
※PEACE&GREEN BOATは、「平和で持続可能なアジアの未来」を目指して、ピースボートと韓国のNPO『環境財団』が共同でコーディネートする船旅。日本と韓国、それぞれからほぼ同数の参加者がひとつの船で各地をめぐります。
船内の日々も、寄港地プログラムも韓国の人々と一緒。言葉が違う、文化が違う、歴史が違う――だから、おもしろい。
そんな新しい「国際交流の船旅」がPEACE&GREEN BOATです。
第9回目に当たる今回は、このような航路でした。
博多→釜山(韓国)→上海(中国)→沖縄→長崎→博多[博多発着9日間]
出港式の様子
この旅には、日本から 2歳〜12歳までの子どもたちが約40名乗船していました。韓国側からは、小学生が150名いたので船内は子どもたちの元気なパワーがいっぱいでした。
そして、日本側から参加した子ども達2歳~12歳を対象に「子どもアクティビティ」というプログラムを実施しました。
洋上3日間の様子を写真でご覧ください。
<小学生向け>
23人の子どもたちがナビゲーターと一緒に洋上3日間の毎日、午前と午後にアクティビティを行いました。
1日目は、テーブルナプキンアート。
船員(クルー)から直に教えてもらいます。これは帽子を作っているところ。
次は、
スポーツデッキでスポーツ大会 「ふねりんぴっく」
まだ出会って数日間、なかなか声を掛け合うことが恥ずかしい子どもたちも運動になれば、お互いの距離がぐっと近づいていきます。
チーム対抗で盛り上がります。
玉入れは、身長の大きなお兄さんがかごを持って動き回ります。
この後のドッチボールも楽しみました。
1日目のアクティビティはまだ続きます。
汗をかいた後のプール遊びは、最高です!
プール遊びですでに十分遊んだのですが、この日の夜は子どもたちには特別なイベントが待っています。
〜洋上夏祭り〜
みんな浴衣を着て、盆踊りを踊ったり、かき氷やわたあめを食べたり
わなげや魚釣りなどの出店も楽しみました。
オーシャンドリーム号のゆるキャラ、しっぷりんも遊びに来てくれたよ。
2日目の様子
お仕事体験ということで、船内で発行している新聞局のお仕事を教えてもらいました。
今回は、グループに分かれて新聞局長になったつもりでそれぞれの作りたい内容で作り上げました。
高学年のグループ1は、クルーズディレクターへインタビュー。
「これまで何カ国に行ったことがありますか?」「お仕事のやりがいは何ですか?」などそれぞれ質問をしていました。
高学年のグループ2は、GET先生のレミーへインタビュー
「何カ国の言葉を話せますか?」「今後の目標は何ですか?」など、質問したことを感想を交えたりと完成度の高い仕上がりになりました。
低学年グループ1は、全員が3年生だったのでタイトルは「スマイル3年生」。
船内の食事でおいしかったものランキングなど、個性的な内容になりました。
船内で掲示をしてたくさんの方に見てもらうことができました。
続いては、今クルーズならでは、「韓国のお友だちをつくろう」ということで、韓国の小学生30名と日本の小学生30名の大交流会です。
このクルーズに参加して初めてハングルを聞く子どもたち。
集合の時は、緊張の様子でしたが言葉の壁を乗り越えるべく、体当たりで交流をする子どもたち。(黄色いベストを来ているのが韓国の子どもです)
まずは、人間知恵の輪。
複雑に絡まった状態から早くほどけたチームが勝ち。
思うようにほどけないチームほど、子どもたちは仲良くなっていきます。
自己紹介は、日本の子どもはハングルで、韓国の子どもは日本語でチャレンジしました。
続いては、人間椅子。
輪になって、後ろの人の膝に座ります。お互いを信用して同じタイミングで座らないと成功しません。
まずは、少ない人数でやってみます。
崩れてしまうチームもちらほら。
もう少し人数を増やしてチャレンジしてみます。
最後は、全員で一つの輪に。
成功すると観客からの拍手がありました!
3日目は、
「世界のダンス、世界のあいさつ」というワークショップ。
世界にはどんな言葉があって、どんな挨拶があるのか、リズムを使って、身体をたくさん動かしました。
国際交流の船旅を出すピースボートは、世界中の人々と出会い文化に触れます。
先生がピースボートで参加した時に驚いた体験や、日本では常識と思っていたことが他国では非常識だったことなど、分かりやすくお話。
子どもたちに、世界は日本が全てではないんだよ。人とコミュニケーションを取ることはとても大切なことなんだよというのを教えてもらいました。
続いては、「キッズイングリッシュ」。
GET先生のレミーにレストランで使える「プリーズ&サンキュー」を教えてもらったり、ゲームを通して、英語を楽しみました。
午後は、
みんなも楽しみにしていた「操舵室(ブリッヂ)見学」です。
船長気分です。
次々に質問する子どもたち。
普段は入ることが出来ない操舵室(ブリッヂ)。
貴重な体験になりました。
最終日、
9日間のクルーズもあっという間に終わりです。
子どもたちとお別れ会を行いました。
一人一人に参加証を渡します。
全部の会に参加した子どもには「皆勤賞」として拍手が!
「子どもアクティビティに参加して、一番楽しかったことは何ですか?」の質問に一人一人思い出を話してくれました。
「韓国のお友達が出来たこと」や、一番多かったのは答えは「夏祭りが楽しかった」の声。
この旅の思い出の一つとなって、嬉しいです。
クルーズと子どもアクティビティは終わってしまうけど、
クルーズで出会ったお友達と住所交換をする子どもたち。帰国してからもこの繋がりを大切にして欲しいですね。
ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
写真を通して、みなさんに少しでもピースボートクルーズの楽しさが伝わったらうれしいです。
次回のショートクルーズは、2017年春に実施します。
ご興味ある方はぜひご覧ください♪
2017年春ショートクルーズ 2016年7月29日〜8月6日[博多発着9日間]
未就学児編へ続く・・・