子どもの家、最初の1日
横浜出港の翌日
本日は横浜から乗船した2~6歳の15人がキッズルームで過ごしました。
「おはようございます~!」
と、元気よく入ってくる子やはじめての場所に少し戸惑う子も・・・
昨日はみんな早く就寝したようで、すっきりとした表情を見せてくれて安心しました。
子どもの家には毎日、午前10時のおやつの時間があり、寄港地で仕入れた果物や野菜がキッズルームに届きます。
トングやバターナイフなど、暮らしに必要な道具は「子どもサイズの本物」が用意されていて、なんでも「自分でやりたい!」子どもにとって使いやすい環境になっています。おやつの用意はもちろん子どもたちで行います。人数を確認して自分たちでカットし、配膳し、片付けまですべて、子どもたちで行います。
今日のおやつはバナナ。
先生のお手本を見て、6歳のお兄さんがバターナイフでカットに挑戦。
それを傍でじっと見ていた2歳の女の子が、人生で初めてバナナをカット。
カットしたバナナはトングで自分のお皿に入れて、みんなでいただきます。
2歳の子には、ナイフを使うのも、トングでつかむのも大冒険です。
異年齢で過ごす子どもの家はお互いに刺激がたくさんあり、小さいお友達はお兄ちゃんの行動をよ~く見て観察しています。
こうしていろんな事のやり方を観察して興味をもつこと、実際に自分でやってみて経験することはとても大切ですね。
おかえりの会は、子どもの家アドバイザーの深津高子さんに「七つの大陸」という歌を教えて頂き、みんなで歌います。
North America, South America, Europe, Africa, and Asia
Don’t forget Antarctica, don’t forger Oceania
We are the continents, seven continents
We are the people of the world♩
「北アメリカ 南アメリカ ヨーロッパ アフリカ アジア
南極もあるよ オセアニアもあるよ
みんながすんでる 七つのたいりく 地球のなかまだよ」
また、みんなでいろいろな国の言葉であいさつをしながら唄う歌を教えていただき、楽しそうに唄います。もうすぐ寄港する国のあいさつで歌を唄ったり、ベトナムのお友達がベトナムのあいさつを教えてくれて唄ったり、楽しいおかえりの会になりました。
最後に、6歳の男の子が乗船前におうちで作った世界一周カレンダーを見せてくれました。
大きな紙を広げると、みんなが「おぉ~!!!」と歓声が。
訪れる国や日付や書かれており、国旗も細かく書かれていて一日、一日が近づくのが待ち遠しくなりました。
書いた男の子は、「日付を書くのが大変だった~。でも最後まで自分一人で書いたんだ!」と、嬉しそうに教えてくれましたよ。
(斉藤裕子)