スエズ運河を通航しました!
9月12日、ピースボートは子どもたちを乗せてスエズ運河を通航しました!
スエズ運河は、エジプトのスエズ地峡に位置し、地中海と紅海を結ぶ、海面と水平な人工運河です。
早朝4時からの通行で、ご家族で見てから登園する子どもたちもおり、朝日がとても綺麗に昇ったそうです。
地図でスエズ運河の位置を確認する彼らは5歳!
地球をぐるりと一周している彼らにとって、世界地図はとても身近な存在です!
「昔は陸で繋がってたけど、陸の土や岩を掘って、海の道を作ったんだよ」と、保育士が話します。
「どうして~?」
「もしね、イタリアからスリランカにトマト送ってほしいな~と思った時、
こうやって(アフリカ大陸の下を指でなぞる)行くと、遠いでしょ?
だけど、スエズ運河を通ったらさ(地図をなぞる)・・・こんなに近いんだよ!」
保育士が説明すると、
「えぇ!こうやってさ、こんなに遠いけど、こっちからは近い!」
感嘆の声で、さっき保育士がなぞっていたのと同じように世界地図で距離の違いを確かめます。
「そしたらさ、日本からさ、イタリアにトマト送りたい時は~?」と、2人で会話が弾みます♪
保育中も、デッキへ出てスエズ運河を楽しみました!
「どうして海で遊んでる人いないの~?」
と疑問が出たり、
「あの山みたいなのは掘った土なんだよ」
「深さは24メートルだって!!」など、覚えたての知識を伝えあったり。
そして見どころ!アジア大陸とアフリカ大陸をつなぐ「日本エジプト友好大橋」の下を通航です。
どんどん近づいてきて、その大きさを実感します。
「ああ!上、うえ!」
「うあ~~」と跳びはねたり、みんな大興奮!
船が橋の下にくると、大きな橋の影で突然暗くなり・・・
子どもたちは「ん???」
再び陽が差すと、
「影だったのか~」と、ひと安心!
橋の後も、銅像や建物、走っている車、小船に乗った人が見えると、
「あれ、なーに?」
「見て!!、なんかある!」
「おーい!」「バイバーイ」
と、手を振ったり、いつもと違う〝洋上の「子どもの家」〟ならでは、を楽しみました。
子ども、大人も、貴重な体験ができた1日となりました。
(木村衣里)