親子で過ごす、放課後の楽しみかた
「子どもたちと一緒に遊んでくれる人、集まれ!!」の呼びかけに集まってくれたお兄さん、お姉さんたち
「子どもの家」の開催時間は、毎日9時から15時半まで。
モンテッソーリの環境で子どもたちが楽しく学んでいる間、保護者もみんな、船内講座や、英会話・スペイン語会話教室に出たり、ピラティス教室に通ったり、ゆっくり手紙を書いたりとそれぞれに過ごしています。
15時半以降の保育時間後は、各自に過ごす自由時間です。
親子でデッキに出て夕陽を眺めたり、お友達の家に遊びに行ったり、船内散歩をしたり、それぞれがその日の気分や天気に合わせて夕食までの時間をゆっくりと過ごします。
子どもたちにとって、数百人のお兄さんお姉さん、おじいちゃん、おばあちゃんができるのが嬉しいのは当然ですが、若い人たちにとっても毎日身近で子どもたちとふれあう機会など、日本で大きな街に住んでいたらなかなかないことです。
子どもたちと一緒に船内の散歩をしていると、面白いことをしている大人にたくさん出会います。
ウクレレの練習、ダンスや歌の練習、絵手紙教室、ヨガやピラティス…大人たちが本気で楽しむ背中は、子どもたちにとっても魅力的です。
「なにしてるの?」「ちょっと見せて」「さわってみたい」散歩中にそんな会話が続く中、保護者たちが意見やアイディアを出し合って、船内に先生をみつけて、皆で一緒に工作をしたり、ダンスを教えてもらったりする日もたくさん出てきました。
以下、ここ最近の放課後の親子のアクティビティーを写真で紹介します。
①新聞紙でエコ・コサージュ作りに挑戦!!
保護者の一人、さゆりさんが先生に。
新聞紙に丁寧にのりをのばして、形を作って…まさか新聞紙で作ったとは思えない美しいお花に仕上がりました。
裏には安全ピンが付いているので、みんな「フォ―マルディナーの日に付けてく!!」と大喜び。
②子ども達のために、お兄さん達がよさこいを踊ってくれました
衣装は昨年のよさこいで「最優秀賞」と受賞したものだそう!!
大迫力のダンスだったわりには、子ども達の反応はいまいち薄かったなぁなんて思っていたら、圧倒されてポカンとしていただけだったのかも!!
モモちゃんはお部屋に帰ってきてから、しばらく「どっこいしょ~どっこいしょ~」と踊りも真似ながら歌っていました。
③だるまさんがころんだやフルーツバスケットに熱中
「子どもたちと一緒に遊んでくれる人、集まれ!!」と新聞で募集すると、たくさんのお兄さん、お姉さんが集まってくれました。
集まってくれた大好きな顔ぶれに、子どもたちみんな大興奮です。
18時の夕ご飯の時間まで、思いっきり走り回って遊びました。
子どもたちは、みんな肩車が大好きです。
お兄さんに「かたぐるまして~」とお願いするのが普段から上手な子もいますが、これまではなかなか自分からそう言えなかったのが、4歳のとおるくん。
でもとおるくんも、この日初めて、「かたぐるまして」と自分の口でお願いできました!!
ママとぎゅっと手をつなぎながら、お兄さんにお願いしています。
よかったね、とおるくん。
ず~っとお兄さんに肩車してもらいたかったんだよね。
子ども同士で過ごす中でも、日々の驚きや発見はたくさんあります。
だけど、大人も子どもも一緒に出会いを重ね、「わぁっ!!」と感動できる体験を通して、大人も一緒に成長できると、より素敵な社会をつくることにつながっていく気がしています。これからも船内十人十色な経験や特技をもった方達と、「わぁっ!!」の体験を少しずつ積み重ねていきたいと考えています。他にもまだまだ紹介したい企画がたくさんありますが、次の機会に!!