PPMのピーターおじさん、子どもの家でコンサート!
今日はパナマ、クリストバル寄港日です。
着岸はお昼の予定。午前中は船でのんびり・・・のはずが、水先案内人として船に乗船していた世界的に有名なミュージシャンPPM(Peter Paul & Mary)のピーターさんが、子どもの家に子どもたちのためだけのコンサートをしよう、と遊びに来てくれました。
*PPM(Peter Paul & Mary)1960年代アメリカでもっとも成功したフォークグループ。ベトナム反戦運動のメッセージを世界に発信したり、キング牧師のワシントンでの演説 集会の際にライブをするなど、さまざまな社会運動にも積極的。代表曲に”Puff the magic Dragon”『花はどこへ行った』など。最近は、いじめ問題と向き合うため、子どもと大人の平和教育に取り組むNGO「Operation Respect」の活動に取り組む。
子どもの家につけばいつでも自分の好きな活動にすぐ取り組みたくなってしまう子どもたちも、曲が始まると、「あ!この歌知ってるよ!」と目が輝き、自然とピーターさんの前に座ります。
Daddy’s takin’ us to the zoo tomorrow,
Zoo tomorrow, zoo tomorrow
Daddy’s takin’ us to the zoo tomorrow
And we can stay all day!
We’re goin’ to the zoo, zoo, zoo
How about you, you, you?
You can come too, too, too
We’re goin’ to the zoo, zoo, zoo.
See the elephant with the long trunk swingin
‘Great big ears and a long trunk swingin’
Snuffin’ up peanuts with a long trunk swingin’
And we can stay all day!
ゆりあちゃん、さあやちゃんは保育園でも歌っている「動物園へ行こうよ / Going to the Zoo」の曲。
その原作者であるピーターさんの、ユーモアたっぷり、愛情あふれる歌とお話が生で聞けるなんて、なんて贅沢。
Zoo, zoo, zoo、You, you, you、Too, too, tooのところでそれぞれ振り付けもあり、子どもたちは夢中です。
象さんの鼻がぶらーん、ぶらーんとスウィングして、猿さんがキキキキッとカイカイして…大盛り上がりの歌の途中、「What animal do you want to see the next? (次はなんの動物に会いたい?)」なんて聞かれるから、大変!
みんな、「タイガー!」「ドルフィン!」と元の歌にはない動物を次々とあげます。
ピーターさんはその場の即興でちゃんと韻を踏む歌詞をつくりあげて「子どもの家」の子どもたちにプレゼントしてくれました。
小さなコンサートは、小学校の教科書やNHKの教育番組でもおなじみの
「Puff the Magic Dragon」でおひらき。
Puff, the magic dragon lived by the sea
And frolicked in the autumn mist in a land called Honah Lee,
Little Jackie Paper loved that rascal Puff,
And brought him strings and sealing wax and other fancy stuff…
モモちゃん(6歳)とアンちゃん(3歳)はこの歌が大好きになり、おかあさんが船内で買ったCDを繰り返し聞いて歌うようになりました。
PPMのファンになった、というよりは、大好きなピーターおじさんの歌、という感じがいいなあと思います。
魔法の竜と、仲良しになってたくさんの冒険をしたジャッキーの歌。
ポップなメロディーですが、歌の最後は実は「魔法の竜は不死身だけれど、ジャッキーはそうじゃない。ジャッキーは大人になり、竜のところにこなくなった。一緒につくった魔法の羽や指輪は、もう使われない。桜の道にも遊びにいかない。竜は寂しくて、得意の遠吠えをやめてしまい、洞窟に帰って行った…」という切ない歌詞です。
ピーターさんのあたたかさと、子ども時代の短さと、なんだかいろいろ感じてしまい、歌の意味を隣で訳しているスタッフは、きゅーんとしてしまいました。
こうして海外ゲストと直接ふれあう機会を持つことができるのも、ピースボートならではです。
子どもたちだけでなく保護者も皆、楽しく暖かい時間を過ごさせていただきました。
ピーターさん、ありがとう!