また会えるね会(卒園式)前編
10月4日 子どもの家の卒園式が行われました。
子どもたちが、この会に名前をつけました。
「また会えるね会」85日間、子どもの家はもちろん、船内の生活を共にした仲間たちとの約束「また会えるね」今回の会は、子どもたちの手作りです。
大人のお手伝いは最小限で行いました。
当日までのプロセスを紹介します。
先月、途中下船をした友だちの「また会おうね会」の司会をした7歳のゆうきくん、りゅうたくんに「卒園式の司会をしませんか?」と提案しました。
最初、「卒園式の司会は、先生がするものでしょう。」と話していた2人です。 自分たちの経験からの言葉でしょう。
保育士が「子どもの家は、自分で考えて決めていいんだよ。やりたいという気持ちがあれば、挑戦したらどうでしょう?先生は、2人のお手伝いをしますよ。」と話すと、2人は、「やります!先生は、アシスタントだね。」と2人の企画会議がスタートしたのでした。
そして、会の名前も子どもたちで決めたらどうでしょうかと話すと ゆうきくんが「また会えるね会はどう?これも子ども会議で決めようよ。」と2人のミーティングが始まりました。
翌日、子ども会議が開かれました。会の名前はどうするか?
歌やリズムは何がしたいか?2人の進行で始まりました。
多数決をとると幼い子は2回手を挙げました。
「手を挙げられるのは、1回なんだ。にじと7つの大陸どっちがいいですか?」と伝える姿がありました。
この3カ月の間に子どもたち自身、人と関わるときに選択肢を使い会話する姿が増えてきました。
そして、今回の「また会えるね会」には、5歳児のしんちゃんがプロジェクトに加わりました。
ゆうきくん、りゅうたくんは、しんちゃんのことをスーパーアシスタントと呼ぶのでした。
3人は、会場となるスターライトに行き、会場セッティングをどうするか相談しました。
3人それぞれ、手作りのメモ帳と鉛筆持参で会場に入り、
「子どもたちの椅子は、ここに並べて、お家の人は。その後ろに椅子を並べよう。このくらい離してね。」と大股を開いて、保育士に知らせるゆうきくんでした。
子どもの家に帰ると3人で話し合いが始まりました。
プログラムはどうするか?司会はどこで話をするか? 2人の司会の役割分担をどうするか?
スーパーアシスタントのしんちゃんは、子どもたちのお世話係など3人で細かいところまで話を決めていきました。
子どもたちは、船内生活でたくさんの人に出会いました。
みんなで「THANK YOUカード」を作る事になりました。
3人だけでは大変なので、4歳児のはるかちゃん、ゆりあちゃんの力を借りようということになり、りゅうたくんが2人に説明しているところです。
2人は、りゅうたくんの話を食い入るように聞くのでした。
4歳児のこの2人は、書くことの敏感期を迎え字を書きたくて仕方がない時期です。
もちろん、この提案を承諾し、5人で「THANKYOU」カードを100枚作りました。
そして、しんちゃん、ゆうきくん、りゅうたくん合作のプログラム完成!!
最後に、ゆうきくん、りゅうたくん、2人で司会の役割分担を決めました。
ゆうきくんが、会の前半を担当、りゅうたくんが、後半を担当することになったのでした。
台本作りをするゆうきくん。
卒園式10日前から、2人を中心に子どもの家の中で1つのお仕事として、子どもたちが取り組んでした活動です。
子どもたちは、自分の経験の中から、最大限のアイディア、思いを伝えます。
そして、異年齢保育だからこそ、経験値が違う子どもの発想に耳を注意深く傾けます。
大人が、安心して子どもたちが自己発揮できるよう時間と場を保障してあげることで子どもたちは、生き生きとひとつのことに向かって創造していきました。
また会えるね会(卒園式)前編へ、続きます。