乗船から3年経って・坂本さん親子インタビュー

【後日談インタビュー】第4弾は3年前に、ピースボート地球一周の船旅に親子で参加したスタッフの澤田(現姓:坂本)かをりさんのインタビューです。
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19年前に乗客としてピースボートに乗船経験のある、かをりさん。ピースボートの船旅のスタイルが大好きで、いつか子どもたちと一緒に世界一周へ出かけたいと願っていました。

次男の幸介(さすけ)くんが2歳になり、自分の気持ちを言葉で表現でき、トイレも自分で行くようになったので、親子での乗船を決めたそう。
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2歳という年齢は幼すぎる?記憶に残る?と不安があったそうですが、旅について覚えていなくても一緒に振り返ることができるし、人格形成の土台になる時期にたくさんの刺激を受け、身体や脳に残るものが必ずあると、モンテッソーリ教育に詳しいスタッフに聞き、背中を押してもらった!と嬉しそうに話します。

ピースボートスタッフのかをりさんは、これまでに何度も船旅を経験していますが、このクルーズは幸介くん(2歳)と福介くん(5歳)と一緒の初めての地球一周でした。

今日は、ご家族3人とシッターさんとで参加した、北欧航路が魅力の第94回クルーズ(2017年春・出航)についてお話しただきます!

5歳で乗船した長男は、大人の私たちには計り知れない経験になったようで、船で覚えた世界中の国旗がどこのものなのか3年後の今もスラスラと言うことができます。そして、その国で食べたものや経験したことをとても嬉しそうに話しています!
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ギリシャで自分と同じくらいの幼い子にお金をせがまれた経験のある彼は、帰国後に小銭をいくつかの瓶に貯めています。
「これは困った人にあげる分。ギリシャの人とかね。日本にもおるんかな。」

別の日に、「僕、スペイン語勉強しようかな~」と言いました。
なぜスペイン語かを聞いてみると、船で1番仲が良かったダニエルさんはベネズエラ人でスペイン語を話すからでした。
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ダニエルさんはゲストで乗船していたベネズエラオーケストラの指揮者の方です。
乗船中2人は日本語とスペイン語とで、お互い違う言語なのにケラケラ笑い楽しく遊んでいて、子どもって本当にすごい!と、なんだか羨ましく感じちゃいました。
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また、船の中に洋上保育園の“ピースボート子どもの家”があったことで、子ども中心の時間がたっぷりあったことも本当にいい経験でした。
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子どもたちは “自分でできる” 範囲が広がったと感じてます。
船には色々な国からの乗船客やスタッフが暮らし、言葉を超えたコミュニケーションを取っているので、言葉や肌の色の違いに抵抗感が全くなくなりました。
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たくさんの方々に声をかけてもらい、遊んでもらい、ピースボートは安心できる場所だと子どもたちが感じていたように思います。
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私自身は、船でモンテッソーリ保育を知り、子どもたちが夢中で作業しているときは声をかけず見守るように気をつけたり、乗船中に自分たちでおやつの準備をしていたので、家庭でも包丁を使い一緒に料理をしたり、たくさんではないですが、気づいた範囲でモンテッソーリを取り入れています。
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私はスタッフとしての乗船でしたが、子どもたちと一緒に乗るのは、この旅が初めてでした。
3年前に帰国した際に “案ずるより産むが易し” を身をもって経験したように思います。
これまでに何度も乗船経験があるにも関わらず、乗る前は荷造りや書類作成などが慌ただしく、準備を楽しむ暇がありませんでした。また2人の息子たちとの旅に多少なりとも不安がありました。
しかし、乗船し船が日本を離れた直後から覚悟のようなものができ、とことん挑戦して楽しめたように感じます!

子どもたちと一緒に観た、船ならではの景色は、本当に美しかったです。
フィヨルドやセーヌ川遊覧、流氷や運河など、見所がたくさんあったのでとても楽しみました!
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インタビューの中で、こんな嬉しい話も伺いました!
当時5歳だった福介くんは、現在8歳になり、ふとこんな事を言ったそうです。

福介くん:「何歳になったら一人でピースボート乗れると?」
かをりさん:「13歳ぐらいかな・・・」
福介くん:「あと5年か!お金貯めないかんね。」

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大きくなった福介くんが一人で船に乗る日は、そう遠くないかもしれません^^

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