マンサニージョ(メキシコ)に寄港しました♪【交流ツアー編】
オーシャンドリーム号は、3つ目の寄港地マンサニージョ(メキシコ)に寄港しました!
(港近くの広場には大きなカジキマグロのモニュメントが!)
今回は、【『小さな天使の家』の子どもたちに出会う】ツアーに、子どもたちと参加したので、その様子をレポートします!
メキシコでは、社会背景の影響で、親が麻薬中毒やアルコール依存になったり、家庭内暴力などが原因で家族と離れて暮らす必要がある子どもが増えているそう。
『小さな天使の家』では、様々な背景の子どもたちを保護し、カウンセリングや自立へのサポートをしています。
この施設では、プロのダンサー育成に力を入れており、パフォーマンスすることで自己肯定感を培うだけでなく、施設の運営費も自分たちで賄っています!
船を出発し、ツアーバスに乗車すると、少し不安な表情のえいとくん。
これまでは自由行動で寄港地を過ごしていたため、初めてのツアーに緊張していたよう。
施設に到着すると「Hola~!」と出迎えられ、ツアー参加者は少々緊張した様子です。
まずは、『小さな天使の家』の子どもたちから歓迎のパフォーマンスを見せていただきました♪
3歳から18歳の子どもたちが、色とりどりの衣装を身にまといダンスや演技を見せてくれました^^
えいとくんも、このパフォーマンスをじっくり見ています!
建物の見学をしたあと、施設の子どもたちと一緒にランチをいただきます。
初めて食べるメキシコ料理『ボソレ』は、メキシコの子どもたちにとって人気料理ですが、日本食に慣れたえいとくんにとっては、新しい味に驚いたそう!
食事の後は、施設の子どもたちと交流の時間です!
『小さな天使の家』には遊具があり、久しぶりに身体をいっぱい動かして遊びました♪
ツアー参加者で最年少だった、えいとくんは施設の子どもたちの人気者です。
「コモ・テ・ヤマス?」と聞かれ…
お母さんが「『お名前は?』って聞いてるよ」と教えてもらい、元気いっぱいで「えいと!」と答えます^^
ピースボートからは、浴衣や書道、折り紙、けん玉など、日本の伝統的な物や遊びを用意しました。
仲良くなったルセイロちゃんという女の子に、当て字で書道のプレゼントです♪
仲良くなったお姉さんやお兄さんに「えいと~えいと~!」と声をかけられ、言葉は通じなくても心が通じ合ったのか、表情もほぐれていきます!
楽しい時間はあっという間…
最後に、感謝の気持ちを込めて、ピースボートから出し物をしました。
有志の数名からから『南中ソーラン』の披露と、ツアー参加者全員で『幸せなら手をたたこう』を歌います^^
ピースボートは船がマンサニージョ(メキシコ)に訪れるたびに、この『小さな天使の家』に訪問しています。
この繋がりが、ずっとずっと続くようにと、記念の額縁をいただき、代表して本日大活躍の彼に受け取ってもらいました!
「さようなら」をした後、えいとくんに「どうだった?」と尋ねると…
「たのしかった!」と笑顔で教えてくれました^^
この訪問の4日後に、オハイオ州(アメリカ中西部)で公演を控えているそう!
世界で活躍している『小さな天使の家』の子どもたち。ピースボートとの繋がりから、今後は日本での公演計画もあるよう。
次に会うときは日本公演の日かもしれません^^
いろいろな境遇を乗り越え、芸術を通して自己肯定や自立への道を歩む子どもたちの姿に、ピースボート子どもの家の理念である【平和は子どもからはじまる】を感じた1日となりました。
(川上つかさ)