日常生活の練習(ICクラス:お仕事編②)

前回のブログに続き、ICクラスでのお仕事(*)の様子を紹介したいと思います。(*:子どもが真剣に取り組むことは “Play / 遊び” ではなく “Work / お仕事”。モンテッソーリ教育の現場では、子どもの活動を “Work / お仕事” と表現します。)

・葉を拭く
木を磨くお仕事と同様に、自分たちの環境にある植物のお世話をします。
葉についた汚れやホコリを、濡らしたスポンジで優しく拭き取ります。
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・縫いさし
あらかじめ印をつけ、穴をあけた厚紙に太い布団針で糸を通していきます。
目で次の穴を追いかけながら、目が見た通りに手を動かす「目と手の協応」のお仕事です。
今は直線や丸などの台紙で縫いさしに挑戦中です。
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・シュレッター
古紙を使い、シュレッターで細かくします。
細かくした紙は、梱包の際に使ったりとリサイクル。CASAクラスの5歳の男の子は紙を持ち帰り、クッションを作ろうとお母さんと言っていました。
グルグル回すだけなら簡単ですが、紙を入れると力が必要です。
紙が細かくなって出てくることが面白くて、何度も繰り返します。
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・のり貼り
様々な形の色紙をのりと筆を使って貼っていきます。
徐々に自分でのりの量を調整できるようになれば、紙の大きさを変えたりします。
このお仕事は縫いさし同様、「目と手の協応」とも呼びます。
2歳の女の子はのり貼りを集中し、3枚続けてお仕事を楽しんでいました。
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日常生活の教具とはいっても特別なものはなく、家庭にあるものの中からサイズや扱いを考慮したものがあれば教具になります。
また、トレイの上に作業に必要なすべての道具がわかりやすくセットされていると、子どももわかりやすいですね。

このように紹介してきた日常生活の練習。
身の回りのことが自分でできるようになることは、子どもにとって大きな喜びです。
小さなことでも、子どもが自分でできた!という気持ちを大切にしています!!!
(斉藤裕子)

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