ノルウェー寄港「トロルの住む森」

※船は地球一周を終えましたが、まだ紹介しきれていない記事をレポートします。

ノルウェー第二の都市ベルゲンに寄港。日本での9月と言えば、まだまだ残暑が厳しく暑ーいイメージ。
そんな暑さなんてひとかけらも感じられない、冬の寒さのベルゲンです!!厚手の上着やダウンを着込んでも、冷たい空気が肌を刺します。
また、お天気もとっても変わりやすく、冷たい雨がぱらついたかと思えば、青空が見えて日差しが差し込んだり。
日本からだいぶ離れた、地球の反対側にいることを実感させられます。

にこちゃん、みりちゃん、ももちゃん、あんちゃんはベルゲンの町を見下ろす山にハイキングにいきました。
冬はすっかり雪におおわれる森には、トロルの象がたくさんある公園があります。

トロルとは、北欧神話の中で「霜の巨人」と呼ばれた巨人の一族、 この巨人達が時代と共に小さくなり、小人の妖精のこと

トロルとは、北欧神話の中で「霜の巨人」と呼ばれた巨人の一族
この巨人達が時代と共に小さくなり、小人の妖精のこと

山の奥へと道をすすんでいくと、まさにいつトロルに出会ってもおかしくないような緑の深さ。
日本とは緯度も経度もまったく違う土地の森には、見たこともないような鮮やかな色の山菜やキノコもたくさんありました。

寒い冬に耐え、長い長い時間をかけて育ったコケ類は、山肌をしっとりと覆っていて、山道を分け入って歩くと、ふかっふかっと足が山に沈みます。

子ども達も歩きながら、山の背中に沈む自分の足を見て
「わあ、ふわんふわんする~!!」
「じゅっ、じゅっ、って音がする~!!」と嬉しそうです。
山も生きているということを身体で感じたハイキングでした。
また山の中には、ベルゲン市内の子ども達が通う「森のようちえん」もありました。

街を見下ろす森の中で楽しそうに遊ぶ子どもたち。
毎日こんなに空気がきれいな、深い森の中で育つ子ども達は、どんな大人になるのでしょう?

「世界にはいろいろな暮らしがあるんだな」と、お母さん達も訪れた港で出会う人々から学んでいます。

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