寄港地:ロシアでマトリョーシカ作り
ロシア帝国の首都として長く定着し、ソビエト連邦時代にはレーニンにちなんだ「レニングラード」の名で広く知られるサンクトペテルブルグ。
ロシア有数の港湾都市であり、モスクワに次ぐロシア第2の都市に到着しました。
モスクワとは違った文化や風土を楽しむコースも魅力的ですが、子ども達の多くはこの日、マトリョ―シカ作りができるコースに参加しました。
一年のうち40日しか晴れないと言われるロシアのサンクトペテルブルグで、なんとこの日は晴れ!!
なんとも幸運な子どもたちは、バスに乗って郊外にあるロシア文化村(Shuvalovka Village)へ。
途中で「血の上の救世主教会」など世界的に有名な建築物を見たり、ソ連時代から残る質素でも荘厳な風景にハッとしたり、お土産屋さんでマトリョーシカを選んだり…と道中も楽しみながら向かいました。
文化村に着いてバスを降りると、そこには緑豊かな芝生、きれいな花、楽しそうな遊具、動物たち・・・大人でも思わず「わぁ~!」と声を出したくなるほど素敵な場所でした。
今すぐに遊びたい気持ちを抑えて、おいしい昼食を食べた子どもたち。
これで思いっ切り遊べるね!ということでツアーのご一行が文化村の見学をしている間、子どもの家の親子と保育士は遊具でたっぷり遊ばせていただきました!
日本でお馴染みの遊具も目新しい遊具もとにかく全部乗ってみる子どもたち。
1歳のまなちゃんもどんどん挑戦します。
そして、子どもだけでなく大人だって楽しんじゃいます!
ママが楽しんでいるのをじっと見つめるけんしろうくん(笑)
こんな風に一緒になって(率先して!?)遊んでいるお母さんの姿は本当に素敵です。
親子で「一緒に楽しい」瞬間って、子どもたちにとってもすごく大事だなと感じています。
子ども心や楽しむ心、いつまでも持っていたいものですね。
遊具で遊んだ後も、馬車に乗ったり馬やポニーを触ったりして、目一杯楽しみました。
初めは怖がっていたあゆみちゃん、えまちゃんも「ふわふわ~。」「かわいいね~。」とポニーを優しくなでていました。
さて、ここまでが楽しすぎてうっかり忘れてしまいそうですが、私たちはマトリョーシカを作るためにここに来たのです!
みんなで小さな小屋に入り、鉛筆で下書きがされているマトリョーシカの人形に自分たちで色付けをしていきます。
席に着き、絵筆を持つと子どもたちの表情は一変!!みんな真剣そのものです!
曲面に細い筆で色付けをしていく作業は大人でも難しく、なかなか思うようにいきません。
そんな大人たちの隣で、迷いなく色を作りどんどん塗っていく子どもたち。
子どもの表現はやっぱり力強くて素晴らしい!とつくづく感心です。
完成するまでほとんど喋ることなく、黙々と筆を動かしていました。
う~ん、いい表情!
それにもちろん、大人も真剣でした。
時間が足りな~い!悔し~い!
それぞれに思いの込もったオリジナルマトリョーシカができ上がり、大切そうに袋に入れて持ち帰った子どもたちでした。
ロシアでマトリョーシカを買ってもらったゆめちゃんは、その日以来マトリョーシカのことを「マトリオーシくん」と呼んでいます。
お友だちの名前みたいで、面白いね!