ジャマイカでいかだくだり!

ジャマイカはモンテゴベイに寄港し、2~6歳の7人の子どもたちがいかだくだりのツアーに行ってきました。天気は、雷雨の予報を覆す晴天!

出発時から、
「今日いかだに乗るんだよ!」
「いかだってね、木でできた船なんだよ!それで川を渡るんだって!」
「お魚とか虫おるかなぁ?」

と、みんなわくわくでいっぱいです。

まずはレストランにて昼食。

今日のメニューはジャークチキン・ポーク(ジャークは”ジャマイカのスパイス”という意味で、クローブ、シナモン、ナツメグ、塩、ライム、ガーリックなどのスパイスに漬け込んだ肉を炭火焼きにしたもの)、サラダ、塩漬け鱈のスクランブルエッグ、赤豆ご飯、揚げバナナ、フルーツ&ケーキと豪華なジャマイカ料理!
ブッフェ形式でお腹いっぱい食べて大満足。

 

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さぁ、そしていよいよいかだくだりへ!
バスでマーサブレアという場所まで向かいます。

いかだ乗り場は、川のせせらぎが聞こえる緑豊かな気持ちの良い場所でした。日本では見たことのない虫や植物もいっぱいです。いかだを待っている間、大きなありの巣を見つけて観察したり、木の実を拾ったり、芝生を走り回ったり、ここぞとばかりにジャマイカの大自然をたくさん五感で感じました。
途中、トカゲを見つけて大興奮!

「ねぇさっきトカゲおったよ!」
「え!どこどこ!?」
みんなで身を寄せ合って草陰をのぞき込みます。

「あ、いた!」
「しーっ!見つかったらトカゲがビックリして逃げちゃうよ」

生き物が大好きな5歳の男の子は、
「そうちゃんトカゲ見た!しっぽ青かってん!」
と嬉しそうにずっと話していました。

その後ライフジャケットを着け、いよいよ川のほとりへ。
川は前日の雨の影響で茶色く、水量も多めでした。周囲には椰子やバナナ、パパイヤの木などがたくさん広がっていて、ジャングルっぽい雰囲気満点。

いかだは5mほどの丸太を繋げて作られた本当にシンプルな物で、2人乗り。船頭さんが長い棒を持って川をのんびりと漕いでくれます。

「あれがいかだかぁ」
「あのおじさんたち(船頭さん)、裸足で乗ってる!大丈夫かなぁ?」
「魚とかワニとかいっぱいいるかも!」

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乗り込む瞬間は、みんな緊張の表情。

けれど、
「いってらっしゃーい!」
とみんなに見送られると、

「いってきまーーーす!」
と笑顔で手を振って、いざ出発!

イメージ

 

待っている間は暑かったけれど、川の上はとても涼しく、風が爽やか。ゆっくりと流れる景色も心地よく、水の流れる音がすぐ側から聞こえてきてとてもいやされます。

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川下り中は、船頭さんに植物の名前を教えてもらったり、歌を歌って盛り上がったり、会話を楽しんだりしました。

6歳の男の子は、船頭さんが持っていた棒を持って漕がせてもらい、プチ船頭さん体験もできたそう。素敵な経験になったね!

1時間ほどのいかだくだりを終えて帰ってくると、
「めっちゃ楽しかったー!」
「あのね、バナナいっぱいなってたの見たんだよ!」
「もう一回乗りたいなぁ」
と大満足のご様子。
バスの中でも自分たちが見た景色のことをずっと話していた子どもたちです。

モンテゴベイは陸上選手のボルトの出身地だそうで、なんとバスでの移動中ボルトの生まれ育った村、通った学校のそばを通りました。
『ボルトより速く走れるようになりたい』という夢を持つ5歳の男の子は、それを聞いて
「え、ボルト?ここに住んどったん!?」
と驚きの表情です。

帰りにはクラフトマーケットでお買い物。

色とりどりの民芸品に心奪われる子どもたち。キーホルダーに木の置物に、魅力的な民芸品がたくさん並んでいましたが、やはり一番人気は楽器。ミニ鉄琴にジャンベにマラカスに…ずっと鳴らして楽しんでいました。

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今日一日、色々な植物や生き物を見たり、気持ちいい風を感じたり、水や葉の揺れる音を聞いたり…ジャマイカの豊かな自然にたくさん触れた子どもたち。
たくさんの思い出とともに、笑顔いっぱいで船に帰りました。

次の寄港地では、どんな素敵な原体験ができるかな?

(清水美香)

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