「できることから任せています!」環境の準備
『子どもの家』で1日過ごす日は、ランチの後にお昼寝をします。
お昼寝から目を覚ますタイミングは、それぞれ違いますが起きた子どもたちに「○時まで横になっていなさい」とは、言いません。起きた子どもから、活動を始めています。
子どもたちが寝ている間、保育士は教材の準備をしたり、連絡帳を書いたりしています。
目を覚ました子は、
「おはよう~」
「せんせい なに してるの?」
「てつだおうか?」と、大人のお仕事を手伝うのが、なんだか流行っています。
「縫いさしの台紙を作ってるの。手伝ってくれるの?」
「いいよ!」と、りこちゃん(6歳)が引き受けてくれました。
『鉄製はめこみ』という教具を使って、好きな形に縁取ります。
「おはながた にしよう!」と、花十字形を持ってきました。
「なにいろ に しようかな~?」と、好きな色画用紙を選びます。
また1人起きてきて
「まーくん も やりたいな~」と、助っ人まさみつ君(4歳)の登場です!
縫い針が通る目印となる黒い点を、描くことになりました。
りこちゃんと、まさみつ君の共同作業で、縫いさしの台紙ができあがります♪
できた物から『子どもの家』の棚にセッティング!
ゆうと君(5歳)は、シュレッダーする紙を、ちょうどいいサイズに切っています。
はなちゃん(3歳)は、『ハサミの活動』で使う紙を切り分けて、切った物を種類別にしています。
自分たちで使う物を、自分たちで準備していることになりますね!
それぞれの活動をする時、
「これ はなちゃん が きってくれた かみだね」と、お友だちが準備してくれたので嬉しい気持ちになります。
「くろ の てん は ぼく が かいたよ~!」と、お友だちが使っているので嬉しい気持ちになります。
子どもたち自身で作り上げる『子どもの家』だからこそ、活動が楽しく、イキイキと行うことができるのだ!と感じる、保育士も嬉しい毎日です。
(木村衣里)