CASAクラス お仕事編:日常生活の練習・感覚
こんにちは!CASA(*)クラスの清水美香です。
(*Casa dei Bambini = 「子どもの家」のイタリア語。3歳〜6歳の子どもたちが過ごします)
本日は、CASAクラスの活動の様子をお伝えします!
モンテッソーリ保育では、子どもの自主性を大切にしています。そのため、活動は子ども自身が選択し、準備~後片付けまで自分で責任を持って行います。
子どもたちの活動内容(”Work /お仕事”)は、「日常生活の練習」、「感覚」、「言語」、「数(すう)」と大きく分けて4種類に分類されます。今後数回にわけて、内容を紹介します。まず今回は、「日常生活の練習」と「感覚」の教具を紹介します。
この男の子は、室内にある植物の葉っぱを一枚一枚きれいに拭いてくれています。
この男の子がしているのは、「縫いさし」です。CASAクラスで今大人気のお仕事の一つです。
これらの活動は、「日常生活の練習」と呼ばれるもので、他にものり貼りやハサミ、机や靴を洗うお仕事などがあります。手先や体全体を使い、自分たちの身の回りを整えていく活動です。自分のことが自分で「できた!」という感覚は、なによりの心身の自立と自信につながります。
さて、お次は「感覚」教具のご紹介。この男の子がしているのは、「三項式の立方」というもので、三項式の計算式を立体パズルにしたものです。
この子がしているのは「茶色い階段」というもので、1辺が1cmずつ異なる直方体を順に並べる活動です。繰り返し行うことで、太さの概念に繋がっていきます。
「感覚」では、教具と呼ばれるものを使い、五感を使って繰り返し確かめながら、長さや大きさ、音、触覚などの概念形成に役立てていきます。
すべての活動を教室にひとつずつしか用意せず、他の子どもが夢中で取り組む仕事に自分も挑戦したいときは「見ててもいい?」「終わったら貸してね」と声をかけます。そうすることで、自分が夢中になって「やりたい」と感じるのと同じ気持ちを他者も持っていることがわかるようになるし、次のお友達のために「元通りに片付ける」ことも大切だとわかるようになります。
他にもまだまだあって書ききれないので、随時紹介していきますね~!お楽しみに。
言語、数の活動は、次回のブログ「CASAクラス(お仕事編:言語・数[すう])」で紹介していきます。こちらもぜひご覧ください。
(清水美香)