99回クルーズ神戸港を出航しました!
第99回クルーズ地球一周の船旅、横浜港の翌日は神戸港よりお客さまを乗せ出航しました!
神戸港からは、3家族が乗船しました。
皆さんが乗船している間は、雨が降っていましたが、出航セレモニーの時間になると青空が見え、いい天気となりました!
神戸港でも、お見送りに来てくれた家族へ向けて、テープ投げを行います。
「せーのっ!」
99回クルーズ乗船者の中で、最年少りほちゃん(1歳10ヶ月)は、お母さんと一緒にスピーチに挑戦します!
お母さんに「バイバイって言えるかな?」と、言われると…
小さな声ではありましたが、手を振りながら「ばいばい」と、言うことができました!!
神戸港を離れる際に『ボーーーー!!!』と、大きな音で汽笛が聞こえ…
「いってきまーす!」
「いってらっしゃーい!!」
乗船している方は船から、お見送りの方は港から、何度も繰り返し伝えます。
船が神戸港から、どんどんと離れると、お見送りにきている多くの人が、徐々に小さくなっていきます。
今回、おばあちゃんと2人で参加しているいつきちゃんは、お母さんと離れるのが寂しくなり、目には涙がいっぱいでした。
おばあちゃんと一緒に世界を旅する108日間、どれだけ成長することでしょう…、帰航の際、お母さんと会ったら、どんな事をお話してくれるのでしょうか!
深津高子さん(ピースボート子どもの家アドバイザー)も神戸港から乗船いただき、晩にレストランクルーへ、レクチャーをしてくださいました。
①子どもたちを手伝い過ぎないこと
子どもたちはできないことでも『自分でしたい』と、思っている。
時間がかかるかもしれないけれど、挑戦したいと思っているので、一緒に見守ってほしい。
②公共のマナーを一緒に伝えること
公共の場、レストランは多くの人が食べるところなので、走っている子どもを見かけたら「歩きましょう」と声をかけること。「走りません!」と、否定的な言い方をするのではなく、「歩きましょう」と、肯定的な伝え方をすること。親御さんにも伝えているので、協力をお願いしました。
過去に高子さんのレクチャーを受けたことのあるレストランスタッフは、「歩きましょう!」とフレーズを覚えてくれていました。
③子どもたちが食べている時、彼らに触れないこと
可愛い子どもたちをハグしたり、頭を撫でたりしたいけれど、彼らは食べることに集中する必要がある。大人が声を掛けたり、触ったりすると、その集中の妨げになるので、別な機会にコミュニケーションをとってほしい。
10分程度のミニレクチャーですが、108日間、彼らの生活を手助けしてくれるレストランクルーへ『子どもの自立を助けるための関わり』を理解していてもらうのは、とても重要なことです。
ピースボートで多くの方々に見守られながら、子どもたちがどう成長していくのか楽しみです!!
(冨永和美)