紙すきでカード作り

1年生コンビのリュウタくん(7歳)・ユウキくん(7歳)は、“子どもの家”の中では、みんなのお兄さん的存在です。

最近、『紙すき』の実験に夢中になっています。
事の始まりは、シュレッダーのお仕事で出てくる大量の細長い紙が何かに使えないかという思い。

「もったいないな、何かに使えないかな」と話していたら、高子先生が紙すきセットを貸してくれました。
実験では、立派な紙を作るために試行錯誤の毎日。

一番最初の実験の紙は、糊が足りずボロボロになってしまい、字を書いてみたユウキくん(7歳)は、「こんな穴ぼこになる紙はダメだな。」なんて感想をもらしていました。

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何度も何度も練習を重ね、ついにできあがった納得の1枚!
1年生コンビのカード。薄くて硬めの品質です。

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力作の1枚をしげしげと眺めていたリュウタくん(7歳)が、
「高子さんに、この紙でハガキを書いたらどうかな?」と発案。

ユウキくん(7歳)と2人で活動を始めました。
その様子を見ていた、ココちゃん(6歳)、モモちゃん(6歳)、シンちゃん(5歳)は興味津々。
カードを入れる封筒づくりをしたらどうかと、かお里先生が提案すると、女の子3人は張り切って始めました。

が…、途中、貼り絵をするかしないかで3人は言い合いに。
その様子を見ていたリュウタくん(7歳)が「先生、もう一枚実験したのがあるから、6歳チームにあげたら」と優しい一言を投げかけます。
さらに、女の子たちのために、ユウキくん(7歳)がペンで4等分にしてくれました。

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1日の終わりの集まりで、2人はカードが完成したこと、明日高子さんのところに届けてもらうことを、今度はみんなに紙すきの作り方を教えることを伝えていました。

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みんなにも、完成したカードを実際に見て触ってもらっています。

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こちらは、6歳チームの作った封筒。文字から模様まで、3人で順番に書いていました。

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大人が介入せずとも、子どもたちが自分で考え、行動する。
皆のためになるお仕事や実際に生活に必要なものを準備するのが子どもたちは大好きです。
それを異年齢の環境で行う際、7歳児の存在は大きいですね。

お兄さんたちのすることに憧れて年少の子どもたちが育ち、年少の子どもたちを待ったり、教えたりすることで年長の子どもたちも育ちます。

子どもたちの力は本当に素晴らしい!

それから数日後、なんと高子さんから「届きました!」とメールがきました!

高子さんとカードが映った写真を毎朝みんなが見ているカレンダーの横に貼っておくと、「あ!!たかこさんだ!!」と大喜び。お迎えのときに、お父さんやお母さんたちにも「みてみて!たかこさんのしゃしんがあるよ!」と紹介していました。

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