小さな子どもたちの国際交流
こんにちは!船はヨーロッパ諸国をめぐり、いよいよオーロラ圏へ入ります。果たしてきれいなオーロラを見られるでしょうか。子どもたちもドキドキわくわくです(^^)
第95回クルーズでは、韓国、中国、シンガポール、マレーシアなど、アジアからのお客さまが乗船しています。船室から一歩外に出ると、英語、中文(中国語)、韓国語、インドネシア語が飛び交う環境で暮らしています。大人はもちろん、子どもたちも国際交流をしています!
厦門(中国)から乗船したトントンちゃん(5歳)。中文を話す彼女とは、言葉が通じません。会話を楽しむことはできませんが、会ってすぐに意気投合して踊りはじめる彼女たちを見て、一緒に遊べるかな?と少し心配していた保育士たちは嬉しい驚きでした!
りこちゃんはルーピングの遊び方を丁寧に教えてくれました。
「(中文)わからないよ~」「なんて言えばいいの?」と、少々困惑していた子どもたちですが、日が経つにつれ、ジェスチャーで伝えるのがどんどん上手になっていきます。
ポルトガルからイギリスまで、約1週間と短い間でしたが、水先案内人のアビー・コノリーさん(オックスファムチャリティー・プロフェッシャル、活動家)が、ご家族で乗船していました。
英語を話すネイソン君(3歳)。お父さんと一緒に大好きな電車について、みんなにお話ししてくれました。
「小さいのにじぶんで出ることにしたの!?」
「イギリスのでんしゃしりたい!」と、子どもたちは興味津々です。
ネイソン君によるお話の後は、イギリスの路線図に電車の模型を走らせたり、マットの上で電車ごっこをして、楽しく一緒に過ごしました。
言葉や文化の違いがあっても「一緒に遊びたい!」「思いを伝えたい!」という気持ちが子どもたちを繋いでいるんだ、と感じる日々です。子どもたちは友だち作りの天才です!
洋上生活での、小さな子どもたちのグローバルな社会。のぞいてみると、子どもたちから広がる、穏やかで平和な世界が広がっています。
(柳侑里)