洋上レポート(5):異年齢保育の醍醐味
今日は保育終了後、お母さんたちや他の参加者が50人ほどキッズルームに集まり、子どもの家で子どもたちが使う小さなぞうきんやエプロンなどを作ってもらっていました。
その間、子どもたちは自由に遊んでます。
ないきくんは自由画イーゼルにクレヨンでお絵かきをしています。
そこに、1歳の杏ちゃんがやってきました。あんちゃんはお兄ちゃんやお姉ちゃんがやっていることに興味津々で、自分もやってみたくて仕方ありません。
今日もないきくんがいることは構わず、ずんずんイーゼルに近づき、自分もお絵かきをしようとします。
ちょっと怒ったないきくん。
「あんちゃんダメだよ!!ないきがやってるんだから!!」
とあんちゃんに言います。
ないきくんが終わるまでの間、別のもので遊んでいてもらおうと先生が一旦あんちゃんを引き離して遊んでいると、「あんちゃんいいよ~」とないきくんの声が。
イーゼルの方を振り返ると、なんと、紙の真ん中に縦に線を引き、「こっちがあんちゃんのばしょ、こっちはないきのだよ」と二人同時に楽しめるやり方を提案してくれたのです!!
保育初日には、小さい子を押しのけて、一番前で絵本を見ようとしていたないきくん。年下のお友だちを思いやる気持ちが、縦割り保育の中でないきくんに育ち始めていると感じました。
小さい子は大きい子から学び、大きい子は待つことや優しくすることを学ぶ。これぞ、異年齢保育の醍醐味ですね。
ないきくん、右側の自分のお絵かきスペースには、とっても素敵なピースボートの絵を描いてくれました。