アイスランドはブルーラグーンで不思議温泉体験!
こんにちは!
25名の子ども達を乗せたピースボートもいよいよ大西洋に入り、今日はいよいよアイスランドに到着です。ピースボートが寄港したのは、アイスランドの南西部にあるレイキャビクという港。
アイスランドは、地熱発電で有名な国です。国の電力の80%近くを地熱でまかなっています。あと20%は水力や水素だから、合計すると「100%自然エネルギー」をすでに達成している、世界一のスーパー環境先進国です。
地熱や熱水の存在は昔から国民にとって秘密でもなんでもなくて、生パンを地中の箱に入れてパンを焼いたり、裏庭を掘って蒸気湯沸し器を設置したりしてきたそう。
アイスランドが緯度のわりに寒くないのはメキシコ湾流のおかげのみならず、温泉や地熱を上手にお風呂や家庭内の暖房用に使っているからで、「国全体が床暖房」状態です。地熱ポカポカの天然の床暖房効果をビニルハウスに閉じ込めて、温室栽培をしているおかげで、北緯66度の極寒の地でも、野菜や果物がよく育ちます。
前々日の夜に本船からオーロラを観測できたこともあり、CASAクラスの5・6歳の子ども達は「見えない地球のパワー」に興味津々です。レイキャビクのスーパーでは、「アイスランド産」のトマトやバナナ(!)が売っているのだから、もう、ビックリ。
地熱を利用して医療やスパを作り、地域おこしをしている場所もあり、その最たる例が、地熱発電で電力を得るときに出る温水を捨てずに利用した「ブルーラグーン」。レイキャビックでの保育士同行ツアー「ブルーラグーンで不思議温泉体験」には、子ども総勢9名!のにぎやかなツアーとなりました。
ツアー当日は小雨と風が吹く、あいにくの天気でしたがガイドを担当してくれたビンニさん曰く「雨の日が多い、アイスランドらしい天候」。アイスランドの気候を体感しながら、まずはレイキャビック市内にあるレストランへバスで移動して昼食です。
落ち着いた雰囲気のレストランで、美味しいお食事をいただきます。
まずはマッシュルームのポタージュ。。。。
とっても濃厚な味で、大人にも子どもにも大人気でした!
「じぶんで~」が口癖の子どもたち、ICクラスの小さな子たちも自分でナプキンを押さえて… 1人で食べられます♪
メインのお魚料理にはアイスランドの特産物・鱈も出てきて、大満足の昼食でした〇
お食事を楽しんだ後、集合時間まで少し時間があったので、レストランの外で同行保育士と一緒に色づいた落ち葉で遊びました。「見てみて~」と落ち葉に顔を作りました♪
冷たい風が吹いていましたが、子どもたちはなんのその!
「しゃむいねぇ!」と言いながら、笑顔でお友達と一緒に走り回ります。
カエルの長靴を履いた2歳の男の子は、長靴のカエルが嬉しくて
何度もお友達と「カエルのうた」を繰り返し歌っていました♪
出港した時はあまりおしゃべりしなかった子も旅も中盤になって、たくさんおしゃべりを聞かせてくれるようになりお歌もとっても上手に歌えます♪
こんな風に成長を感じられるのも、3カ月一緒に過ごす旅の醍醐味ですね。
再びバスに乗って移動して…
お次はいよいよ、ブルーンラグーンです!
ブルーンラグーンは「青い潟湖」という意味を持つ、世界最大級の露天温泉施設です。 “不思議温泉体験”というだけあって、温泉大国日本に暮らす私たちでも
想像できないような、びっくりする施設でした!
まず大きさが約5000㎡で、温泉全体を一周するだけで10数分ほどかかる広さなんです。温泉というより“とっても広い屋外プール”といったイメージでしょうか。
しかもこの温泉は隣接する地熱発電の副産物として作られているので、
日本のような「すごく熱い」温泉とは違い、
子ども達も気持ちよく、親子揃って楽しく入浴できるのも特徴です。
ツアー当日は小雨が降るあいにくの天気でしたが、
温泉は程よく暖かく気持ちよく入浴できした。
温泉は浅いところで90cm、深いところで160cmという事で
子ども達は腕浮き輪の装着が義務付けられており、施設より借りて入ります。
最初はお母さんやお父さんにしがみついていましたが、徐々に慣れてきて、
「こわい~」と言っていた子も、泥パックを顔や首に塗ったり、プールのように泳いだり…
「やっほ~!」と大人も子どもも満喫できていました!
帰り支度をして着替える時も「もっと入りたかった~」と
3歳の女の子は何度も残念そうに言っていました…。
余談ですが…
アイスランドは火山が多い国で、このブルーンラグーンの周りも黒い岩のようなゴツゴツとした溶岩がたくさんあります。ツアーに参加していた5歳の男の子に、溶岩の成り立ちなどを紹介すると、
「もう、熱くないの?」「どこから、流れてきたの?」
「どうして、ここで止まったの?」「いつ、ここにきたの?」
「火山からは、もう出ないの?」と興味津々。
本船より観ることができたオーロラに続き、地球の偉大さ・不思議さを存分に感じられるアイスランドの旅となりました。
(薦田愛)