シンガポール 「檻のない動物園で、ジャングル探検!」
待ちに待った3つめの寄港地、シンガポール。
その日は早朝から雷、大雨で、事前の天気予報でも「1日雨」の予報でした。
動物園ツアーはどうなるのやら、と保護者や先生たちはみんなで心配していましたが、出発時間近くなると晴れ間が見え、雨がやみました!
その後も太陽は雲に隠れ、強い日差しにも守られ、一日気持ちよく過ごすことが出来ました。
子どもたちは出発前からみんなテンションが高く、動物園をとても楽しみにしていた様子です。
港からバスに乗り、市内に到着しました。
まずはシンガポールと言えばここ、という観光名所、マーライオンの見学です。
保護者たちは楽しそうにシャッターを切り、「もう動物園に着いた?!」と張り切って降りた子ども達は…
「ココはどこ?」という感じでした。笑
マーライオンの前での記念撮影もそこそこに、お土産やさんに向かいます。
お土産や、手紙を書くときに必ず思い出すのは、日本で待ってくれている家族のこと。
日本を出発して10日あまりが過ぎ、少し前は思い出すたびに寂しかったけれど、今日は楽しくお土産が買えた様子でした。
いっぱい楽しんで、お土産話もたくさん持って帰ろうね!
マーライオンからバスで北に向かって30分ほど走ると、お待ちかね「檻のない動物園」のシンガポール動物園に到着です。
檻のかわりに、植物や川、湖などでしきられているので、ジャングル探検隊気分です。
熱帯雨林のジャングルに、動物たちが野生に近い状態で飼育されていて、動物たちとかなり接近できるのが魅力。
もちろん、凶暴性のある動物は近付けないようになってます。
園内には約400種2900頭もの動物がほとんど野生の状態で飼育されていて、日本の動物園ではなかなか出会えないユニークな動物達にも会えます。
世界4大珍獣の1つ、ピグミーピポ(コビトカバ)は、原息地とここでしか見ることができないし、ホワイトタイガーや人間そっくりのオマキザル、超ミニサイズの猿、エンペロー・マリン、ドゥークラングールなど、希少価値の動物達に沢山出会えます。
これらの珍しい動物達の繁殖にも成功している、世界でも数少ない動物園ですが、檻がないぶん、動物たちとの距離の近さに、大人までビックリの連続!
どこかでサルが啼いているかと思うと、真上の木の枝にいて驚いたり、目の前を孔雀が横切るのであとをついていったりと、本当にすべての動物たちが身近です。
写真は、しんちゃんとわこちゃんがエリマキトカゲを見て思いついた「エリマキトカゲダンス」。
ポイントは手足を横に動かすことだそう!
「日本にいるときはこんな風にずっと一緒にすごす時間はなかなかなかったね」と声をかけてくれるママのお帽子を借りて、ちょっぴり甘えん坊のたっくん。
時間にゆとりを持って子どもとじっくりすごす時間ができ、大人も子ども達もとっても楽しかった様子でした。
帰りのバスの中では、ほとんどの子どもたちが遊び疲れて熟睡!
みんなが休んでいる中ただ一人、園内ではベビーカーの中で熟睡していた最年少のそらくんの声が、元気よくバス中に聞こえていました。
みんな、今日も楽しかったね!