ブラジルの伝統民族楽器と出会う!!
子どもの家の教材のひとつに「楽器」があります。
マラカス、タンバリン、太鼓などおもに打楽器が中心です。
小さい子どもたちは楽器を鳴らすことが大好き。2歳半までの子どもたちは純粋に楽器を叩いたり、歌に合わせてリズムをとったりして楽しみます。また、6歳までの大きい子どもたちは文化にとても興味がある時期なので、世界の文化紹介にも「楽器」(特に民族楽器)は大活躍します。
8月15日から3日間、ブラジルのベレンに寄港しました。アマゾン川が目の前に広がる港町ベレンではちょうど日曜マーケットが開かれていたのでブラリと訪ねてみることにしました。
大きな通りの両端にぎっしりと露天が並んでいて、ベレンの街のひとたちで溢れかえり、まるで日本の縁日のよう。
食べ物、衣類、雑貨、アクセサリー、土産物などあらゆるお店が軒を連ねとても賑やか。その中に楽器を売る店が何軒かあるのが目にとまりました。
マラカスやウッドブロックのような音がする打楽器、大きな弓のような不思議な楽器がたくさんあり、じーっと見ていると、お店のお兄さんがひとつひとつ実演してくれました。
まさにラテン音楽に合いそうな陽気なサンバのリズム!
その陽気なリズムに乗せられ、早速マラカスとウッドブロックに似た打楽器、太鼓を購入。
後にわかったことですが、ウッドブロックに似た楽器はブラジリアンナッツというブラジル特有の大きなナッツの殻から出来ていて大小二つのナッツの殻をくっつけることで音の高低を出しています。(ブラジリアンナッツはアーモンド二つ分くらいの大きさで、食べてみるとアーモンドとカシューナッツを合わせたような味。)すべて自然の素材でできた楽器は手に馴染みやすく、音色も自然でとても優しい音がします。
次の日、子どもの家の棚に楽器を出してみると、すぐにヒナミくんが手に取って叩きはじめました。太鼓の大好きなコウくんもブラジリアンナッツの楽器を1日に何度も叩き、かなりお気に入りの様子。
アンちゃんもマラカスを持ってシャカシャカ鳴らし、楽しそう。「カメハメハ」や「バナナの歌」など、南国の歌を歌ってあげると子どもたちもノリノリで楽器を鳴らします。1日に何度も歌っては叩き、叩いては歌い、を繰り返し。特にコウくんはブラジリアンナッツの楽器がお気に入り。いつも手に持って叩いています。外のデッキで歌を歌いながら楽器を鳴すと海の風に吹かれて最高に気持ちいい!!
このような楽器ブームはこの後数日続き、さらに子どもたちに素敵な出会いが待っていました。
この続きは次回にお伝えします。