小学生が戦争について考えました
ピースボートの旅も残り1ヶ月を切りました!
私たちは世界を旅する中で、たくさんの人に出会い、色々な国の文化に触れてきました。
地球一周の船旅の中で、小学生が戦争についてお互いの意見を議論している場面がありました。
みんなで話しながらこんなメモを作成したのですが・・・
自分たちだけでは分からないこと、理解できないことがたくさんあったので、疑問に思っていることを書き出してみることになりました!
そして世界情勢に詳しいピースボートスタッフの畠山澄子さんに話を聞いてみようとお手紙を書きました。
寄港地が続いたため、その後少し期間が空いてしまいましたが、自分たちで聞きたいことをまとめてもう一度澄子さんにお手紙を出しました!
すみこさん、まえのこと、おぼえていますか?せんそうのことです。わたのしつもんは・・・
1、どうして戦争をするのですか?誰も望んではいません。
2、どこの国が1番戦争をしているのですか?
3、世界遺産近くに住むと爆弾は落ちてこないのでしょうか?
願いが叶って、澄子さんにお話をうかがうことができました!
小学生から改めて質問を投げかけます。
みんなが分かりやすいように例をだして噛み砕いて説明してくれたり、澄子さんのお話を聞くというより、小学生と一緒に考える時間になりました。
「例えばだけど、みんなは今うどんとカレーどっちが食べたい?」と、澄子さん。
「わたしはうどん!」
「やっぱり、カレーじゃない?」
「カレーうどんってのもある・・・」
それぞれの意見が出ます。
うどんを食べたい人とカレーが食べたい人、それぞれが一方の意見を主張すればケンカになりますが、話し合えば色々な案が出てきます。
今回はカレーうどんというアイデアも出ました!
何ごとも答えは1つではなく、話し合うことでよりよい道があることを教えていただきました。
他にも丁寧にたくさんの質問に答えていただき、最後に子どもたちから質問と感想がありました。
質問では・・・
小学生「何で戦争について詳しくなったんですか?」
澄子さん「友だちがいる国で戦争が起きて、戦争は嫌という話を聞いて、色々調べるようになったんだよ」
感想では・・・
「思ってたより難しかった!」
「平和は戦わないことがいいってのが分かった」
お話会の後は「頭使いすぎて疲れたーー!!!」と、一生懸命に考えた子どもたちは、身体を横にして休憩する姿もありました。
戦争について考えることは、課題が多く色々な方向から考え調べることが必要です。
世界を巡り、ピースボートの船内企画に参加することで、子どもたちは色々なことに興味をもっています!
子どもたちの興味対して船の中には詳しい方が乗船していて、話を聞くことができるのも1800人が乗っているピースボートならではです。
子どもたちが船に乗っているからこそ、私たち大人も考えるきっかけをもらい、学ぶことが多くありました。
世界では戦争が起きて、たくさんの子どもの命が失われています。
多くの人が互いの国や文化を知り、多様な人と出会う機会が増え、争いではなく話し合われること、子どもたちが平和な社会で暮らせることを改めて祈ります。
(安田友利絵)
※本来「子どもの家」は2才半から6才頃までの環境を指しますので、今回のVoyage115は小学生も一緒に”特別なプログラム”として実施しています。