PANIC ART ジャグリングショーを観に行こう!
たった3ヶ月で地球一周しようとすると、どうしても寄港地よりも洋上での日数が長くなります。2日寄港地を楽しんだら3日船、また1日寄港地に寄ったら2日は船・・・という具合です。
「じゃあ、船に乗ってる間が暇じゃない?」
と聞かれますが、そんなことはありません。
面白いことに、ピースボートで地球一周した人の多くが
「世界も楽しかったけれど、いちばんの財産は船旅でできた仲間です」
と言います。実は「ピースボート子どもの家」に参加する親子も多くも
「子どもと一緒に異文化体験できたのは一生の宝物。でも同じくらいに、モンテッソーリ教育との出会いや、共に旅する親子と本当の家族のようになれたことがよかった」
とお話されるのです。
そんなピースボートの船旅、船内の企画はさながら「洋上の大学」です。硬派な勉強モノからエンターテイメント、それに自ら主宰する「自主企画」まで、ありとあらゆる船内企画を楽しむことができます。子どもたちも、毎日9時から3時までを洋上のモンテッソーリ保育園「ピースボート子どもの家」で過ごし(その間、保護者の皆さんはお好きな企画に参加して過ごします)、15時以降の時間は家族で過ごしています。
今日は、そんな放課後、コーチンから乗船されている水先案内人、ちゃんへん・さんによる、PANIC ART ジャグリングショーを、IC(2~3歳)クラス、CASA(3~6歳)クラス、保護者の方々とみんなで観に行きました。
ちゃんへんさんは、中学2年生の時ジャグリングと出会い、パフォーマーを夢見て独学で技や芸を修得した若手パフォーマー。『大道芸ワールドカップ2002』に最年少17歳で出場し、人気投票において1位に輝き、同時にプロパフォーマーとなった。これまでに世界64か国で公演を行っている国際派でもある。
ICクラスのお友だちは「何が始まるんだろう?」といつもと違う雰囲気に少し不安そうな子もいる中、CASAクラスのお友だちはワクワク楽しみにしている様子が見られましたがショーが始まると、ステージに釘付けの子どもたち!!
一生懸命に拍手を送る子どももいれば、拍手を忘れるくらい真剣に見入る子どもの姿が見られましたよ!
ボールを一度に5個まわしたり、ヨーヨーを二つ同時にパフォーマンスしたりと子どもたちも大人も『すごい~!!!!』と
大歓声が起こっていました。
その中でもボーリングのピンのようなものを3本から4本、4本から5本と増やしていくジャグリングを観ていた子どもたち。最終的に6本に挑戦するちゃんへん・さんを観て6歳の男の子は
『え?!6本も?!今度は6本だって!!!!』と興奮気味!!!
実はこの日、船が少し揺れていました。
ちゃんへん・さんも応援してくださいねと言っておられた状況の中、上手くいかなかったときは
子どもたちから
『がんばれ~!!!!!』とエールが送られます!
ちゃんへん・さんもエールに応え、見事6本のジャグリングに成功!
会場が一気に盛り上がりました!!!!
そして最後はディアボロ(中国コマ)。
これも1つではなくなんと3つも同時に!
ディアボロを同時に3つというのは難易度が高く、世界でもできる人が限られているそうです。
ジャグリングは高さがあるところでパフォーマンスすることが多いですが、船内の限られた会場では高さを調整するのも精一杯。天井が低い程難しいと言われていますがちゃんへん・さんは高さが十分ではないところでも、ディアボロ3つのジャグリングを見事成功!!!!
またまた会場が拍手喝采で盛り上がりましたよ!
なかなか見ることのできないパフォーマンスを間近でみることができ、子どもたちも大人たちも大興奮。
「すごかったね~」と
みんな大大大満足のジャグリングショーだったようです!
(斉藤裕子)