ヨーロッパ区間の様子
一日置きに寄港地!三日連続寄港地!という、まさに寄港地ラッシュだったヨーロッパ区間。
この区間はほとんど子どもの家はお休みで、あっという間に大西洋に突入です!
さて、そんなヨーロッパの寄港地をみんなはどんな風に過ごしたのかな?ということで、今回は保護者の方々から寄港地での面白話を聞かせていただきました。
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お気に入りのワンピース(5月20日 タリン)
今回ピースボートで寄港するのは初めてだった国、エストニア。
美しい古都の街並みと可愛らしいお土産屋さんや教会が並ぶ素敵な街タリンへ行ってきました。
さて、この国で可愛いハンドメイドのワンピースを見つけたのはせいかちゃん(5歳)とゆめちゃん(3歳)。
早速試着をしてみると、サイズがぴったりだったせいかちゃんは、嬉しくってご機嫌♪
一方、服のサイズが小さくて不機嫌だったゆめちゃんはワンピースを脱ぎ捨て、店員さんも苦笑いだったそうです(笑)。
その代わりに赤い犬のポシェットを買ってもらい、「ピアスちゃん」という名前をつけました。
ゆめちゃんは、毎晩それを首にかけて一緒に眠るほど気に入っています。
また、せいかちゃんも買ってもらったワンピースを気に入り、寒い船内を真夏のワンピース一枚で自慢気に走り回る姿が三日間続きました(笑)。
みんなに見てほしくて仕方なかったんでしょうね!せいかちゃん、本当によく似合ってるよ~!!
素敵な標識(リガ 5月22日)
続いてこちらも初寄港となった国、ラトビアのリガに行きました。
この日、6家庭一緒に船を出発し、旧市街に出かけた子どもの家のご一行。
地図とにらめっこな大人たちをよそに、楽しそうに手をつないだり、縁石の上を歩いたり・・・とマイペースな子どもたち。
そんな時「早くしないとお昼になっちゃうよ~!」と大人はどうしても「早く早く」と言いがちになってしまします。
しかし、あまりにも楽しそうなわが子を見て、足を止め写真を撮ったにこちゃんのママ。
「なんで標識にしがみついてるの?」「何がそんなに楽しいの?」と不思議に思いながら写真を撮り続けていると、他の子どもたちも標識に寄ってきて、みんなで頬ずりを始めてしまいました。
「わぁ!汚いよ~!なにしてるの!?」と写真を撮る手を止めてよく見てみると、
なんと標識の柱が素敵な柄と色のニットで覆われていたのです!
カラフルな色合いが大好きなにこちゃんにとっては魅力的すぎるニットでした。
この街にはニット製品のお店が多く、この標識もお店の目の前にあったそうです。
たまには子どものペースで、子どもの目線で街を歩くと、素敵な発見があるものだなぁ~と気づき、「早く早く」とせかすのはなるべく止めようと心に決めたにこちゃんママでした。
サワミとミヨ
リガの街角で、お母さんと娘さんの二人が営む、手作りの人形のお店がありました。
お母さんが接客をしているすぐ隣で娘さんが人形を作り、途中で交代して今度はお母さんが人形を作り・・・と、器用な手で一つひとつ作られていく人形たち。
そこへ通りかかったれんくん親子とにこちゃん親子。
「かわいい!」とひと目ぼれしたお母さんたちは、それを買って帰りました。
にこちゃんの人形は「みよちゃん」、れんくんの人形は「さわみ」と名付けられ、二人ともとっても大事にしています。
食事の時も寝る時も「さわみ」と一緒のれんくんを見て、「またママのライバル出現」と、れんくんのママ(笑)。
ちなみに、ほわぁ~んとした優しい雰囲気の女の子がタイプらしいれんくん(4歳ですけ・・・笑)。
今回スタッフで乗船している優しいさわみちゃんのことが好きで、そこから「さわみ」と名付けたそうです。
面白いですね~。
人形を「さわみ」と呼び捨てにしているところがまた面白い!
とっても大切な「さわみ」なのです!
チボリ公園の思い出 (5月24日 コペンハーゲン)
コペンハーゲン中央駅の目の前にある遊園地チボリ公園。
遊園地の横を通るだけでも「きゃー!!」という叫び声が止まらないほど激しいアトラクションが多いこの遊園地。
そんな遊園地に出かけたゆうきくんとれんくんは、船の遊具を見つけてすっかり船長気分に・・・。
お互いを「れん船長!」「ゆうき船長!」と呼び合い、はしゃいでいた二人。
笑顔や笑い声が絶えない楽しい一日になったようです。
人生で初めてジェットコースターに乗ったゆうきくんは、この日のことを
「ぼくね、チボリ公園でジェットコースターのっちゃってしまった!すっごいはやかったけどこわくなかったんだよ!」と興奮気味に保育士に教えてくれました。
「のっちゃってしまった」という表現がとっても可愛らしく、思わず笑ってしまいました。
また、一週間以上も経ったある日の午後、れんくんが着ていたTシャツがチボリ公園で購入したものだと分かり、面白いあそびが始まりました。
保育士:「え!これチボリ公園のTシャツだったんだんね~!全然気づかなかった!」
れんくん:「そうだよ。あっそうだ!レゴでチボリ公園つくろーよ!」
せいかちゃん:「うんいいよ!でもあたしツアーだったからちょっとしか見てないけどね。」
にこちゃん:「あたしはLコース!」
と、面白い会話を繰り広げながらも着々とチボリ公園を再現していく子どもたち。
門の上の凝った装飾や人ごみ、乗り物などを見事に再現し、素晴らしいチボリ公園を作り上げました!
この遊びは何日か続き、れんくんは船からチボリ公園に向かう電車までも再現して走らせていました。
子どもたちの記憶力や表現力にただただ感心する保育士たちでした。