こうかんこ
先日の夜、翌日の「子どもの家」の支度をしていると、モモちゃんのリュックの中からかわいい小さな紙袋が出てきました。
「あ、それミリちゃんにもらったんだった!!」と、嬉しそうに袋の中身を確認するモモちゃん。
いつも借りたいと言っていたミリちゃんのヘアゴムやヘアピン、「それ、かわいいねー」とお話していたお洋服、折り紙で作ったツルやコップ、それにお手紙が入っていました。
「ももちゃんいつもこまらせてごめんね。
ちょっとうちら、ないちゃうんだ。
うちらなかないようにするね。
いつもやさしくしてくれてありがとう。
うちたちも、もちゃんとあそびたいよ。
みりより」
覚え立てのひらがなをひとつずつ確かめるようにして、みりちゃんからもらったお手紙をゆっくりゆっくり読んでいくと、モモちゃんの顔がどんどん笑顔になっていきます。
「ミリちゃん、昨日ケンカしたこと、ずっと気にしてたのかもしれないね。お手紙でごめんねって言ってくれたんだね」
「うん」(ニコニコ)
「こんなにたくさんモモに貸してくれて、嬉しい気持ちになっちゃうね。
やさしくすると、みんなが楽しい気持ちになっちゃうね。」
「…そっか~」と、何か感じたモモちゃん。
そのバッグの中に、今度は嬉しそうに、自分からのプレゼントを詰め始めました。
…気が付くとパンツまで入ってます!!
それ以来、毎日のようにプレゼント交換をしているミリちゃんとモモちゃん。
朝食の時間に会った時、大好きなお友達が自分のお洋服を着ていたり、
自分のヘアピンを付けていたりするのが毎朝の楽しみのようです。
たくさんケンカもするけれど、結局は兄弟姉妹のように仲良しな子どもたち。
なんだか、うらやましくなってしまうママたちでした。