ギリシャの田舎町でオーガニックとヒーリング体験
5カ国目の寄港地ギリシャのピレウスから、「親子でアテネ観光」に次ぎ、2本目の寄港地報告です。
日差しが強く日なたにいると汗がじわーっと出るような暑さでしたが、日陰に入り涼しい風が吹くと気持ちがいい気候のピレウスです。
ギリシャの田舎町で世界中からの旅人を集める「サンシャインハウス」を訪ねるツアーに、5人の子どもたちと行ってきました。ツアーの参加者は2歳~80代と幅広く、和気あいあいとツアーを出発しました。
今回はバスで2時間ほど離れたエビア島の都市ハルキダという場所に向かいました。
ギリシャは1200~1600の大小様々な島がありますが、エビア島は2番目に大きい島で、都市アテネから週末にバカンスに来る人も多いような土地です。
エビア島に向かうバスの中では久しぶりの陸にとっても嬉しそうな子どもたち。
「あっ!電車が見えたよ!」と外の景色を楽しんでいました。バスの中ではおやつを食べたり、おしゃべりしたりをして遠足気分。2時間という時間もあっという間で目的地に到着しました。
「サンシャインハウス」には、ヨーロッパ各地から人が集まり、定期的にヨガやタイマッサージの指導者養成トレーニングが行われている場所です。シンプルな生き方、自然を大切にした生活を実践するこの場所では、みんなが歓迎され、あたたかく受け入れられるコミュニティが生まれていました。
西洋と東洋のいいところをどちらも取り入れているような建物、サンシャインハウスに到着すると、ホストのケリスが温かくみんなを迎え入れて下さいました。
「こんにちはー!」と日本語で挨拶してくれるスタッフの方もいましたよ。
敷地内にはいくつかの建物があり、真ん中には大きなトランポリン。また大きな木にはツリーハウス、ハンモック、ブランコがあり、緑と木に囲まれた素敵な空間でした。
子どもたちは早速、トランポリンでジャンプしたり、ブランコをしたり、ハンモックに寝てみたり、、、
5歳の男の子は
「ふねにもハンモックがあったらいいなぁ~」とつぶやきながら、ゆらゆらとハンモックを楽しんでいましたよ。
現地の子どもたちと交流することもできました。
お互い気になるのに、なかなか話せない様子。
「“How are you”って聞いてみたら~?」とお友だちに進める5歳の男の子。
本当は自分で聞いてみたいのかな?
「えー恥ずかしいなぁ」と二人でモジモジ。
最近CASAクラスで流行っているあやとりを持ってきていたので、現地の子どもに披露をしてきっかけ作り!パッタンほうきや橋などを作って見せていましたよ!
少しずつ、少しずつ言葉はわからないけど相手を気にしたり、一緒の時間を過ごすことで関わりを持ってきている様子!
たくさん走ったり、ハンモックに乗せてもらったり、トランポリンをしたりと一緒に楽しい時間を過ごすことが出来ました。
みんなが外で遊んでいる間、お母さんたちはヨガ体験やスチームバス体験をされていて、お母さんたちも自然の中でリフレッシュ。
昼食はサンシャインハウスで作っているハーブや野菜を使った料理!
ギリシャはオリーブに木がたくさんあって、世界で3番目にオリーブがたくさんとれるようです。
オリーブやオリーブオイルをふんだんに使った料理やギリシャの伝統料理のムサカ(なすやお肉を使った料理)やタジキ(ヨーグルトを使ったペースト状の料理)、魚や豆料理などたくさんの料理が並びました。
子どもたちはデザートのチョコレートケーキが早速気になっている様子でした。(笑)
ハーブがたくさん使われている料理はちょっと苦手かな?!という子もいましたが、魚やパン、野菜など手作りの愛情たっぷり、おいしい料理をみんなで頂きました。
たくさん遊んでお腹がペコペコだったようで、昼食が始まると子どもたちは夢中でご飯を食べていましたよ。
楽しい時間もあっという間!バスで帰る時間になりました。
たくさんのおもてなしをしてくださったサンシャインハウスの方々にみんなでお礼の気持ちを込めて「上を向いて歩こう」を歌いました。最後には集合写真も撮りましたよ!
たくさん遊んだお友だちとも別れの挨拶をして記念に一枚!
道路にあったオリーブの木から実を一つずつもらった子どもたち。
5歳の男の子は
「ぼくのふなたびのきねんにするね!」と大切にポケットにしまっていました。
また5歳の男の子は
「オリーブをみたらこの国のこと思い出すな~」とつぶやきました。
きっとこの男の子の心の中には、ギリシャで出会った人や現地の子どもたちの優しさが残り、きっと今日の出来事を忘れないでしょうね。
たくさんの自然の中で過ごした一日。
いっぱい走って、美味しい物を食べて、優しい心に触れ、リフレッシュできた子どもたち。
帰りのバスではすぐに夢の中。
大人も子どもも自然に触れてスッキリと過ごせた素敵な一日だったようです。
(斉藤裕子)