ふりかけを手作りしています!
ピースボートは地中海をモトリル(スペイン)に向け航行中です。
このあたりの気温は20℃!薄手の長袖が必要な気候ですが、子どもたちは元気に子ども家に通っています。
ピースボート子どもの家では、ふりかけを手作りしています!
とても人気のお仕事(*)で、登園しシールを貼り終えると、すぐにふりかけ作り始めます。
(*:子どもが真剣に取り組むことは “Play / 遊び” ではなく “Work / お仕事”。モンテッソーリ保育の現場では、子どもの活動を “Work / お仕事” と表現します)
朝少し遅れて登園した子は…
「きょう は ふりかけ おわっちゃった かなぁ~!?」と、心配そうに朝の支度をするほど!
これまでの具材は、ごま、鰹節、わかめ、エビでした。
「わたし は ごま と わかめ したよ!」
「ぼく は エビ と かつおぶし!」
1日に数種類の具材を準備する子もいます。
最近、煮干の活動が増えました!
まるごとの煮干が棚に準備され、まず頭と腹わたを取ります。
そして、ごまやわかめ、エビと同じように、すり鉢ですりつぶします。たくさんすり潰すと、細かくなって、ふわふわになります!
ふわふわになった煮干は、見ているだけでも美味しそう!お友だちが「みても いい ですか?」と、見学に来ます。
ふりかけの具材は、どれも細かくて軽いので、机や床にこぼれやすいです。
活動が終わると、ほうきやちりとりを持ってきて、掃き掃除をします。こうすることで、次の人が気持ちよくその机を使うことができます!
それぞれの具材がふりかけ用に細かくなったら、すべてを混ぜてランチに持っていきます。
その日にふりかけのお仕事をした人で、持っていきたい希望者が話し合いをして、ふりかけ用のバックを持つ人を決めます。
子どもたちだけで話し合って決めるので、にらめっこをして決まる日もあれば、ジャンケンで決まることもあります。
レストランに運んでくれた人から、ふりかけをスプーン1杯かけることができます。
「ふりかけ いま どこ に ある の?」
「はやく まわって こない かな~?」
子どもたちは、自分の番がまわってくるのを、首を長ぁ~くして待ち、ふりかけが来るまでご飯を食べずに待っている子ばかりです。
「つぎ の かた どうぞ^^」
「ありがとう!」
ふりかけが来たら、みんなが食べられるようにスプーン1杯をかけて、次の方に渡します。
食事が終わった後に、ふりかけを運んだ人が容器の洗浄を、クルーのコリーさんへお願いします。
「Wash please!」
洗い終わった容器をバックに入れ、子どもの家まで責任持って運び、元あった場所に戻します。
子どもたちは、毎日ふりかけ活動をしているので、日に日に上達し、細かくてふわふわのふりかけができあがります!
明日は、どんな美味しいふりかけが食べられるでしょうか?楽しみです♪
(冨永和美)