子どもの家、新たな門出に向けて準備完了!!

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ピースボートが新しくチャーターした船、オーシャンドリーム号の「子どもの家」、とても素敵な雰囲気に仕上がりました。
乗船する子どもたちが喜んで雑巾がけをしてくれるんだろうなと嬉しく思いながら、木張りの床に2度も3度もやすりをかけて、愛情をこめてモップかけ。
小学校の床のような雰囲気に、船ならではの大きな丸窓。
子どもたちが活動をしている空間から海が見えて、いい感じです。

オーシャンドリーム号のキッズルーム

モンテッソーリの環境を一歩出れば、デッキには子どもたち用に浅くつくった、大きな大きな「キッズプール」もあります。

キッズプール

スタッフと先生たちが何日も船に泊り込んでつくったあたたかい空間。
ここに、今日から14人の子どもたちが乗り込み、また新しい旅がはじまります。

事前の個別面談で子どもたちが今夢中になって取り組んでいること、好きなもの、苦手なことなどを詳しく聞き取り、それぞれが楽しく過ごせる環境作りをしてきました。

「手を使うのが大好きな2歳のあの子は、最初、水仕事に誘ったら夢中になるんじゃないかしら」
「自分の言葉でしっかりお話しする、ちょっと論理的な6歳のあの子は、世界地図パズルや地理フォルダがきっと大好きね」
「2歳の子たちの環境と3歳以上の環境とゆるやかに区切りつつ、年長の子どもたちがやっていることが気になればちゃんとのぞき見できる高さにしておこう」

「先生の目が届く範囲までは外へだっていつでも自由に出て活動ができるように、デッキの活動も充実させよう」
「おやつは自分たちで最後の準備ができるように、そのままのオレンジやバナナ、切っていない野菜、ジャムサンドを自分で作れるクラッカーなんかを依頼しよう」

「放課後のアクティビティーは、大学生のサッカー好きのお兄さんたちに、子どもクラブチームのコーチになってもらおう」
「世界中で押し花を作っているあの女性を先生に招いて、植物で工作も愉しいかも」
「北欧で白夜を体験するときには、暗室をつくって、地球儀と懐中電灯で実験してみよう」
「スエズ運河を通るときには、粘土で地形をつくって、水を流しいれたら楽しいね」

…など、など、など、子どもたちに世界を紹介する方法はいくらでもあって、考えていたら楽しくて、楽しくて、準備はエンドレスに続きます。

2歳から6歳までの縦割り保育であるのはいつもと変わりませんが、今回の特徴は5歳児が5人もいること!!
5歳の子どもたちは、しっかりと「今」を生きつつも、昨日・今日・明日の概念もきちんと理解しはじめていて、大昔からの生命の歴史や、いま地球上の他の国で起こっていることにも関心を持てる時期。
それが5人も集まって旅をしたら、どんな相乗効果が生まれるのでしょうか。
差別心も偏見もなく、好奇心いっぱいに出会いを重ねることができる子どもたちが吸収する世界は、どんな場所でしょうか。

アドバイザーの高子さん、76回クルーズに乗船する保育士、スタッフ

地球一周を通してそれぞれにどんな成長があるか、このブログでも報告していきます。
14人の子どもたちとその保護者のみなさん、そして同行する1000人の参加者のみなさん、いよいよ明日出発ですね。
心をこめて、「いってらっしゃ~い!!」

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