初めての寄港地 ベトナム(ダナン) その①
横浜出航から船に揺られて7日目の早朝、ベトナムのダナン市、ティンサ港に着きました。
今回は、保育士同行ツアー『ベトナム料理つくり体験とダナンの子どもたちに出会う』の様子をお伝えします。
船のデッキから山の緑や街並み、港の大きなクレーン車などが目に入り、新鮮に感じます。久しぶりの陸地。
ベトナム特有の湿度の高い風を浴びながら、舷門からベトナムの地へと足を踏み入れました。
早速、バスに乗ってダナンの中心地にある庶民の台所「ハン市場」に向かいます。
バスには、子どもの家のメンバーばかり。何だか親子遠足のようです。
ハン市場は、食料品、日用品、服、靴までいろいろなものが売っていて、現地の人でにぎわっていました。
2階から1階を見下ろしていた、はるかちゃん(5歳)は、豆や米を売っているお店を発見
保育士「はるかちゃん、あのお店、何を売ってるかわかる?」
はるか「おまめやろ。」
保育士「沢山あるよね。」
はるか「にほんには、ないわあ~。みたことないもん。」
和歌山県から参加のはるかちゃん、流暢な関西弁で、日本ではない外国の市場を体感している様子でした。
奥に進むと魚や肉の売り場もあり、カニをみつけた、ゆりあちゃん(4歳)、さあやちゃん(2歳)姉妹。
カニもまだ動いています。興味津々に、じい~っと見つめていました。
ベトナムでは、鶏もパックに入ったものでなく、生きた鶏がそのまま売られています。
「にわとり、ペットにするの?」
「うーん、たぶん食べるために売られているんじゃない?」
「・・・たべるの?」
「そう。おうちで唐揚げ食べたりするでしょ?」
「・・・ふーん」
子どもたちは、それぞれに何を感じていたでしょうか。
市場は、生魚、生肉、魚介類の干物があったりと、匂いも独特です。(魚醤の匂いに似ているかな。)
嗅覚が敏感な子どもたちは、鼻をつまんで市場をまわっていました。
「くさーい」と言う女の子たちにお母さんがひとこと。
「いろんな匂いがするね。日本のお味噌や納豆も、ベトナムの人はくさーいって思うかな?」「うーん」と子どもたち。
「おなじ」と「ちがう」をたくさん発見した時間でした。
お母さんたちは、かわいい子どもたちの服が安く買えたようで、バスに戻ってからちょっとしたファッションショーに。
「こんなのあったの?」「ちゃんと値切れた?」などと、大人も盛り上がるハン市場でした。