ダブリン(アイルランド)に寄港しました!【ツアー編】
今回は、子どもの家ご家族が参加した『アイルランドの田舎生活体験』ツアーをご紹介します。
ダブリンから北西に1時間半向かったとことにあるCausey Farm(コージーファーム)でアイルランドの文化体験をしてきました。
ハロウィンが近いこともあり、農場の入り口には大きなガイコツがお出迎え!いたるところにジャコランタンやハロウィンの装飾がしてあります。
子どもたちは「わぁ~ おばけ だ!」「ハロウィン だ!」と、声をあげていました。
ガイコツの入り口をくぐると、おいしいスコーンと紅茶のおもてなしをうけました。
お母さんたちが「おいしい!」と堪能している間に、子どもたちは、中庭に出て探検が始まります。
「むし は いる かな?」
「おにごっこ しよう よ!」
「パン作りをします!みなさん手を洗ってきてくださ~い!」と、声が聞こえると、探検はひとまず終了。
本日のランチで食べる予定の“ライ麦を使ったブラウンソーダブレット”をお母さんと一緒に作りました。 ソーダブレットとは、小麦粉と卵に発酵させたバターミルクを混ぜ、焼き上げたパンのこと。イーストを使わず重曹でふくらませるため、発酵の手間が省け短時間でできるそうです。
農場のお母さんが、作るところを見せてくれます。見て聞いて、自分で材料を計り、ソーダブレット作りに挑戦です!
モンテッソーリのお仕事(*)の提供に似ています。自分のお腹に入る大事なパンですから、真剣そして楽しそう!(*:子どもが真剣に取り組むことは “Play / 遊び” ではなく “Work / お仕事”。モンテッソーリ保育の現場では、子どもの活動を “Work / お仕事” と表現します)
パンが焼ける間、牧場を案内してもらい、羊・子犬・ぶた・アヒル・牛に出会いました。
4歳になるぶたは、人間の大人より大きく、子どもたちはビックリ!!!
アヒルとは追いかけっこ、牛の乳搾りをちょこっと体験させてもらいました。
次は、アイリッシュダンスとバウロンという太鼓のワークショップに挑戦です!
「1・2・3・・・・」三拍子のリズムでステップを踏み、大きなバウロンを小さなバチでたたきます。
「子どもたちは座って叩いていいです」と言われていましたが、音楽がかかると身体はノリノリ!!立ち上がって演奏を楽しみました♪
パンが焼きあがると、いよいよランチタイムです。
カゴから自分のパンを取り出すと…
「あったかーい!」「おいしい!!」
「にほん でも つくれる かな?」
「パパ にも つくって あげよう!」
大満足の様子です。
食後は、トレーラーの荷台に乗せてもらい、泥炭地へ行きました。
泥炭とは、泥状の炭で、石炭の一種です。泥炭が積み重なってできた土地を泥炭地と言い、苔や植物が湿った地中で腐敗し数千年にわたって蓄積圧縮されてできた地層のこと。
泥炭地で子どもたちがジャンプをすると地面が、ふわふわと動きます。
ここから望める景色が美しく「アフリカみたい」「サバンナみたい」と言葉がこぼれます。
まだまだ、お楽しみは続き、牧羊犬が羊たちを集める姿を見せてもらいました!
犬たちの機敏な動きに、子どもたちは興味津々です。
ツアーの最後には、ハロウィン期間限定のお化け屋敷です!
中からは、なんとも背筋がゾクゾクするような音楽が聞こえてきます。
「こわーい!」「はいり たく ない!!!」
子どもたちのほとんどは、入り口で待機、または入ってすぐUターン!
勇気あるお母さんと入った子は、というと・・・ゴールは笑顔でみんなと合流!!!
日本は、暑い夏にお化け屋敷に入りますが、ダブリンのお化け屋敷は、冬がより寒くなるものでした!笑
アイルランドでの田舎生活体験、食・自然・文化に触れることができた楽しい1日となったようです。
(鵜瀬かお里)