北極圏に到達!

デッキの背後に、氷山の一角!!
ここは、どこでしょう?!

o0800060012085779792

7月3日、船はお昼すぎに北極圏 (北緯66度33分以北の地域) に到達しました~!
「今、北極線を越えました!」ブリッジ(操舵室)からの放送に、デッキでは大歓声があがります。

北極圏到達記念・・・ということで、ピースボートのスタッフみんなでサンタになって、小雨の降る中、ご希望の方と記念写真。

※写真左は、しんちゃんママの森明日香、右はアシスタント保育士のリエ先生です!

※写真左は、しんちゃんママの森明日香、右はアシスタント保育士のリエ先生です!

北極圏、なかなか行ける場所じゃありません。
気温は5℃ですが、みんな完全防備でデッキに出て、遊覧を楽しんでいます。
子どもの家ファミリーも、上の写真のとおりしっかり防寒して、記念写真を撮りましたよ。

o0800060012085780382

グリーンランド近辺の航海や、ニューファンドランド遊覧では、氷原(氷山の欠片がいっぱい浮いている海)の中を進んでいきました。

クジラが潮を吹くところや、しっぽをバシャンと海から出すところなども見ることができて、子どもたちも大満足!
水族館ではお目にかかれない、本物の北極圏です。
白夜が続いています。

24時を回っても日が完全に沈まず、1日がずっと続いているように錯覚します。
白夜というのも、なかなかできない貴重な体験ではありますが、なかなか寝てくれない子どもたちに、親たちがほんのちょっとやきもきする場面も。笑

いつまでも太陽が出ているという事が気持ちよくて、心身をハイにさせているようです。
星空がない世界。

アイスランドに寄港する前にピースボートに乗船した、世界的に有名なアイスランド人の作家、アンドリ・マグナソンさんの言葉を思い出します。

彼は、洋上の講座の中で、都会について、こんなことを話してくれました。

「自分たちが、暗い夜、満天の星空、天の川を見ることができない最初の世代です。
人類はずっと暗い夜空を見上げて、科学や宗教、哲学のインスピレーションを得てきました。
ひと世代まるごと、音楽やダンス、色のない世界で育てるような世界を想像できますか?
夜空から星を消すのは、それに等しい罪です。

EU圏の85%が光で汚染(light polluted)されています。
米国は62%、そして、日本は98%!
都会では、光で汚染されていない星空は見られません。

今、20億人の子どもたちが、夜空からのインスピレーションなしに育っているのです」

o0800060012085780381

白夜が終われば、少なくても大洋を行く船の上には、毎晩、満天の星空が戻ってきます。

氷原を見て、野生のクジラに出会って、世界中で美しい大自然に触れ、毎晩大パノラマの夕日と、満天の星空を見上げることができる子どもたち。
それぞれの心で、なにを感じているのでしょうか。

ここから船は南下し、カナダ・ニューファンドランド島沖を遊覧して、中南米を目指します。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

アーカイブ

ページ上部へ戻る