モロッコモスク訪問
ジブラルタル海峡を経て、今回唯一のアフリカ大陸の寄港地、モロッコはカサブランカへ。
モロッコに住む人の多くはイスラム教なので、観光ツアーではイスラム教のハッサン二世モスクに行きました。
このモスク、世界第三位、アフリカ大陸では第一位の大きさを誇り、中には2万5千人、外を合わせれば8万人を収容できる規模!
王様とその親族専用につくられた大きなドアの規模も、お祈り前に皆が身体を清める場所の広さも、大迫力です。
モロッコのモスクはミナレットが四角い塔の形になっています。
「私たちの見慣れている玉ねぎ型のモスクとちょっと形が違う…」
そう感じてガイドさんに聞いてみると、モロッコにはオスマントルコの勢力が及ばなかったことから、今もなお、昔ながらの形でのミナレットが現存しているのだと教えてくれました。
あの玉ねぎ型のモスクはオスマントルコの影響だったのか~!
「いーち!」「にーい!」
8万人を収容でする広大な広場は子どもの足で、大股歩きで250歩でした!
到着!
美しいモザイクの前で記念写真。
中に入ると25千人が入れるだけあって天井も床も広いこと!
子ども達は“3,2,1!変なポーズ”というかけ声とともに写真を撮って盛り上がっていました。
祭壇の前につくと、お祈りをしている人のマネをして一緒にお祈り。
「すてきなれでぃになれますように」あんちゃん
「お花屋さんになれますように」しんちゃん
「漢字を覚えたい」ももちゃん
お祈り=お願いごとではないのだけど・・・まぁいっか!!
子ども達のかわいいお願い事に、一緒にツアーを回る方達もニッコリ。
モスクを訪れる観光を楽しんだ後は、モロッコの邸宅訪問。
「邸宅」というだけあり、本当に素敵なおうち!
旅行会社の代表をつとめる方が招いてくださいました。
プールもある広いお庭に、伝統衣装をまとった人々。
心こもった素敵な生演奏を聴きながら、モロッコ式のアフタヌーンティをいただきました。
モロッコの人は緑茶をベースに、摘みたてのミントとお砂糖をたっぷりいれたミントティーが大好き。
アーモンドをふんだんに使った甘いお菓子と一緒に味わいました。
ヘナアーティストの方もいて、子ども達も体験。
「ちょっと冷たくて、くすぐったい」ってももちゃん。
子ども達は出会う人みんなに「サラムアレイコム~」「シュクラン」と声をかけています。
現地ガイドのマリアさんに教えてもらったアラビア語で、「こんにちは」と「ありがとう」の意味です。
現地の方たちは、子ども達の言葉にとても喜んで、顔をほころばせていました。
初めてのアフリカ大陸で初めてのアラビア語やイスラム教。
知らないことや違いもあるけれど、この交流を通して、通い合う楽しさを大人も子どもも感じられたのではないかと思います。
国や宗教が違っても、みーんな同じ人間。
笑顔を交わすと心が通じる。そんなことを肌で感じられるツアーでした。