洋上レポート(10):英語でコミュニケーション!

シンガポール翌日から、子どもたちにホンモノの英(西)語を体験するキッズGETプログラムがはじまりました。

ピースボートでは、GET(グローバル・イングリッシュ・トレーニング)プログラムがあり、世界各国から、英語・スペイン語を母国語とする先生たちが乗船しています。
そのGET先生に、子ども向けの英(西)会話 ”キッズGETプログラム”を保育時間内に行っています。

前回クルーズまでは、子どもの人数が少なかったので月齢の低い子から6歳児までが一緒に楽しめる内容をと行ってきましたが、今回は12人しかも1歳~7歳という超縦割りの環境ということもあり新しい取り組みとして、3歳児未満、3歳児以上の2つに分けて時間を設けることにしました。

3歳児未満のクラスをモニカ先生、3歳児以上のクラスをスティーブン先生に担当してもらいます。

スティーブン先生は、ニュージーランド出身で、以前はニュージーランドのモンテッソーリスクールの校長先生をしていました。モニカ先生はスウェーデン出身、小学校の先生をしていました。
彼女自身、幼いころにモンテッソーリスクールに通っていたそうです。そんな二人が経験を生かして、今回の子どもの家のキッズGETを担当したいと買って出てくださいました。

初回は、スティーブン先生のレッスンです。
テーマは『色』。
色板というモンテッソーリ教具を使ってレッスンを始めます。

※色板:色を識別するための感覚教具です

※色板:色を識別するための感覚教具です

じゅうたんに色板を並べ、ひとつの色を持ち上げ「Blue. Blue.」とゆっくり発音して色の名前の紹介をしていきます。
12色の紹介が終わったら、今度は色板をおいてある場所から少し離れ、「Which is the Blue?(青色はどれ?)」と子どもたちにたずねます。

中央、オレンジシャツの男性がスティーブン先生

中央、オレンジシャツの男性がスティーブン先生

スティーブン先生は英語しか使いませんが、ジェスチャーも交えながらなので、子どもたちはすぐに意味を理解します。いちばんに気づいたももちゃん(4歳)が、色板の中から青色を選び、スティーブン先生のところにもっていきます。
「OK! It’s Blue!」
これを繰り返し、ゲーム感覚で色の名前を覚えていきます。

最後には、部屋の中から青色のもの、赤色のものなど、いろんな色を探します。すっかり色を覚えた子どもたちは、先生が「Yellow.」というと、「イエローだよ!!色鉛筆にある!!」「じゅうたんにもある!!」と色探しに夢中になっていました!!

船内では、GET先生やCC(通訳スタッフ)、レストランやハウスキーパーのクルーなど、外国語を話す人がたくさんいて、日本語以外の言葉を身近に感じる環境です。レストランで食事を運んでくれたクルーに、
「Thank you」と言ったり、「ふりかけplease!!」「ワンモア、のりプリーズ!!」と言ったり、大人の真似をして、自然に英語を使っている子もいます。
人生で初めて出会う英語が、学校で教えてもらう英語ではなく、実際に英語を話している人たちとの会話だなんて、幸せですね!!

これから3ヶ月、まさに生きた英語やスペイン語にたくさん触れ、子どもたちの言語への興味も広がるといいなと思います。

※GET(グローバル・イングリッシュ・トレーニング)とは…
地球上の人々と思いを伝え合う「コミュニケーションツール」としての言語(英語・スペイン語)を身につけるための語学プログラムです

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