洋上からの報告(2):松谷冬太さんの子どもライブ
クルーズが出発して5日目。
今日は、「船に乗って、子ども達の笑顔と波を眺めていたら1曲浮かんだ!!」
と、同行していたアーティスト、松谷冬太さんが子どもの家にミニライブをしにきてくれました。
親たちはいつもより30分早くお迎えにきて、この日の子どもの家は、親子だけのための特別ライブ会場となりました。
「このふねにゆられているだけで so happy♪」
という歌い出しの優しいメロディ。
子ども達は、間近で聴くプロシンガーの声にすっかりくつろいでいました。
旅には約900人の背景様々な人がいます。
冬太さんのように歌をプレゼントしにきてくださる方もいれば、小児科の看護師さんだった方が「子どもの家で使ってください」とシャボン玉を持ってきてくださったりします。
廊下を歩けば「あらたくん、元気?」「めいちゃんおはよう!!」と参加者が笑顔を向けてくれて、まるで、子ども達には400人のお兄さんお姉さん、400人のおじいちゃんおばあちゃんができたようです。
今、船にはほかにもベリーダンサーのLUNAさん、カリンバ奏者のBUNさんが水先案内人(=旅に同行するゲスト)として乗船しています。
子ども達は、ライブがあるときは一番前列に陣取ってじーっと眺めています。
初めてみるベリーダンスに6歳のめいちゃんはうっとり。左右の手を胸の前で組んで、じっくり眺めていたかと思えば、翌日にはお母さんと一緒に大人に混じって、ベリーダンスのワークショップに参加していました。
「親指ピアノ」とも呼ばれるカリンバの優しい音色のライブでは、1歳10ヶ月のコアくんが夢中。
最後には周りの大人もみんなで感激するほどのカリビアンな(!!)腰つきで音楽にあわせて踊りに踊り、「またぽろんぽろん、ききたい」と後ろ髪を引かれながらお部屋に戻っていきました。大人向けのカリンバワークショップにコアくんが参加するには…まださすがにちょっと早いかな?笑
音楽でも、異文化でも、小さな頃から「本物」を体験できるのはピースボートの魅力です。
一緒にいる親たちも、子ども達がどんなことに興味を示すのか、その興味にどうやって寄り添い、育てていく援助をするのか、日々新しい発見ばかり!!
そうそう、今日はこんな詩人もいましたよ。
台風を抜けて、久しぶりに晴れた水平線に沈む夕日を観ながら、4歳のモモちゃんがひとこと。
そう、地球は丸いよね。海は青いよね。
船で旅をしなかったらなかなか体験できることじゃありません。
モンテッソーリ教育で子ども達に最初に紹介するのは国境線のない地球儀ですが、子ども達が地球を旅すると、そんなことを教えなくても、体験からわかってしまうのかもしれません。
あと数日で最初の寄港地、ダナンに到着します。
明日はまたどんな発見があるか、楽しみです。
★今日のおまけ★
クルーズ出航後、必ず行われるイベント「ウェルカム・フォーマルパーティー」@プールデッキ。
女の子たちは、『ドレスきて、おどるの?ダンスパーティー?』とウキウキ。中でも、日頃からオシャレには人一倍敏感な桃ちゃん(4歳)は、お部屋で3回も着替えてみたり、ママのコサージュを自分の胸元に付けてみたりして。すっかりお姫様気分の桃ちゃんでした。
オセアニック号専属バンドの生演奏が始まると一番にダンスフロアに登場したのは、なんと(!!)子どもたちとその母たちでした!!