インド(コーチン)に上陸!その①
雨予報だった2013年8月3日、嬉しい天気予報のはずれで、太陽の日差しが雲間から差し込んでいました。
昔から東西の貿易の拠点として栄えてきた南インドにあるコーチン<ウィリングドン・アイランド・ビー・ティー・ビー港>に到着しました。
今回は、『南インドのスパイス農園訪問とコーチン観光』の様子をお伝えします!
船から降りると早速バスに乗り込みました。晴れていた空も次第に雨雲が…。
バスに全員が乗るころには、見事な土砂降りになりました。
「せっかくのツアーなのに、雨かあ…」と残念がるのは日本人だけ。
現地のガイドさんによると、モンスーンが連れてくるこの時期の雨は、“恵みの雨”のようで、「日本のお客さんと一緒に雨も連れてきてくれたね!ありがとう!」と喜んでいました。
ケーララ州では生活用水も、発電も、すべてモンスーンの時期の雨が頼り。
子どもたちは、雨が降れば嬉しくて、傘もささず外に踊り出るそうです。
そう言われると、雨のインドは貴重な体験だ!と思えてきますよね。
(でも、ラッキーなことに、出歩くときになると、雨が止んでいたり、小雨だったりするのです!)
コーチンの街中を通りながら、デコボコ道をガタガタ揺られて約1時間半。
ボート乗り場に到着です。ここからボートに乗り換えて農園へ行きます。
早速、眺めのいい場所をみつける子どもたち。
20分ほどのバックウォータークルージング。
ここは、ナショナルジオグラフィック誌が「人生で訪れるべき100の風景」に選んだ場所でもあるんですよ。
その評判通り、とってもキレイな景色が広がります。
本当に、緑が豊かな土地です。久しぶりの植物に癒されます。
途中で、こんなおじさんにも会いました。
「あのひと、なにしてるの?」と子どもたち。(食事のための魚を採っているそうです)
景色を眺めているだけであっという間にスパイス農園に着きました。
お家の前にボートが停まると、農園の方々が出迎えてくれます。
そして、歓迎の印にオレンジ色のサンダルウッドのペーストを眉と眉の間につけてもらい、良い香りのするジャスミンの花の腕飾りを頂きました。
嬉しそうに歓迎の印を頂く子や、「ヤダー!」と言っている子など様々でした。
タロウくん(3歳)も歓迎の印を頂いています。
農園で採れたライムとジンジャーのフレッシュジュースも振る舞われ、「このジュースおいしいね!」と喜ぶ、ユリアちゃん(4歳)と、ココちゃん(6歳)
たくさんのお花で飾り付けされた素敵な農園兼ご自宅です。
農的暮らしを体験しながら長期滞在もできるそう。
お花の飾りに触れる、タロウくん(3歳)、リリイちゃん(3歳)、サリイちゃん(2歳)、ハルカちゃん(5歳)、ユリアちゃん(4歳)。
船の中では、生花に触れることができないので、久しぶりの感触でしょうね。
15歳の息子さんから流ちょうな英語で農園のご家族の皆さんの紹介を受けたあと、インドの縄作りの様子も見せてくれました。
ココナツの繊維を素朴な機械と人の手で紡いでいきます。
小学生のリュウタくん(7歳)がじっくり見ていました。
「なにでできてるの?」「どうなってるの?」と素材や作り方などに興味津々な様子です。
自然豊かなお宅で心からのおもてなしを受け、子どもも大人もリラックスできる空間です。
お母さんたちが、ペーストから手づくりするケーララ・カレー作りや農園見学に出かけている間、室内で子どもたち用のプログラムが用意されていました。