子どもが教えてくれること🚢✨
ピースボートVoyage121『親子ひろば』での、出来事です☺️!

最近あるお子さんが読んでいる本に、とても大切なことが詰まっていました🎁
その本のタイトルは、『マンガ・モンテッソーリの幼児教育「ママ、ひとりでするのを手伝ってね!」』📚

1985年に出版された相良敦子さんの名著を、あべようこさんが分かりやすくマンガ形式で再編集したもの✨
モンテッソーリ教育をベースに、子育てのヒントがぎゅっと詰まった一冊です。
モンテッソーリメソッドの基本にあるのは、
『子どもは生まれながらにして、自分でできるようになりたいと願っている』という考え方💡
つまり、「手伝って!」という子どもからの言葉は「やって!」という意味ではなく、「自分でできるように見守ってほしい」というサインです☘️
ひろばに来る親御さん向けに準備していた書籍ですが、意外にもお子さんが手に取り、感想を教えてくれました☺️!

この本を読んだお子さんの率直な言葉に、子どもの心の動きとマリア・モンテッソーリさんが提唱し続けたエッセンスがにじみ出ていたので、このブログを書くことにしました📝!
彼が知らせてくれたことや、書いてある言葉の意味を紐解きながらいくつかご紹介します❣️

<Chapter1:「する!」「自分で!」>
🧒🏻「ぼく、はやく おきるんだけど、きがえるの いやだ!って あばれたんだよ!」
朝、元気に起きられるのに、着替えになるとイヤイヤ…よくある姿ですよね。
でもこれ、「自分でやりたいけどうまくできない」「気持ちの準備がまだできてない」という心の葛藤があるのかもしれません。
朝の身支度の流れを“見える化”したり、前日に明日着る洋服を一緒に選んだりすると、「自分でできた!」につながります💡
🧒🏻「てを あらうときの だいがなくて、たかいんだよ。せんたくかご とか あるけどね!」
洗面台が高くて使いづらい…でも、洗濯カゴでなんとかしようとする姿、これは立派な“自立心”のあらわれなんです。
モンテッソーリでは、子どもたちを良く観察して彼らに合わせて環境を作ります🏡
子どもの身長や手が届くように、踏み台やタオルを用意するだけで、「自分でできた!」の経験が増えるでしょう☺️
『親子ひろば』の洗面台も、子どもたちが使いやすいように、カーペンターさんに依頼して踏み台を設置しています🚿

🧒🏻「そで を めくるの わすれて、いつも ぬれるんだよー」
手を洗うときに袖をまくるのを忘れて、びしょびしょに💦
いくつも行程がある作業をするときは、ウッカリ・・・なんてこと、大人でもあります🌱
『手を洗う』という作業の中の『袖捲り』の1点をウッカリしていただけ。
何度も繰り返すことで少しずつ作業の“一連の流れ”を覚えていくでしょう💡
この時、大切なのは叱ったり、大きな声で注意したりしないこと☺️
「濡れちゃったね」「じゃあ次はどうしようか?」と、一緒に考える大人の姿勢が、子どもの学びにつながります🔍
<Chapter2:子どもがわかる『敏感期』>
🧒🏻「いつも は コッチから いくんだけど、たまに コッチから いくんだよ。それが、イヤなんだ!」
まさに、モンテッソーリで言うところの『秩序の敏感期』⭕️
子どもにとって、「いつもと同じ」ということは、とても大事な安心材料です。
通い慣れた道のりの行き方や、作業の順番が変わると、不安になってしまいます。
これはワガママではなく、「いつもと同じ」ということに安心する時期に子どもがあるということ。
「同じが良かったね」と、こだわりを否定せずに受け入れ、少しずつ変化にも慣れていかれるよう大人が事前に告知するなどして寄り添うことが大切です🌱
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子どもの「できない!」は、「やりたい!」「チャレンジしたい!」のサイン✨
そんなふうに子どもたちの言葉を聞いてみると、モンテッソーリさんが目指している社会が見えてきます。
“子どもたちは『困っている』『助けてほしい』のではなく、『自分でできるように』なりたい”
“こだわりは『ワガママ』なのではなく、『安心』したい”
“『やってほしい』のではなく、『自分でできるように』準備して、『見守って』いてほしい”
そんな、子どもたちの心の声が聞こえてきませんか?
大人がちょっと視点を変えるだけで、子どもたちは「できた!」の経験を積み重ね、少しずつ自立していきます。
そのために必要なのは、大人からの完璧なサポートではなく、小さな工夫と見守りです☺️
子育ては、思い通りにならないことばかり。
でも、子どもの「イヤ!」「できない!」の裏側には、必ず理由があります。
『ママ、ひとりでするのを手伝ってね!』
この本が、親子のコミュニケーションを優しく変えてくれる一冊になるかもしれません🌱










