『ピースボート せかいいっしゅう しゅうりょうしき』

最後の寄港地ホノルルを出発した頃、年長さんを中心に、子どもたちと修了式に向けた会議を開きました。

初めに決めたのは修了式の名前です。みんなでアイディアを出し合って『ピースボート せかいいっしゅう しゅうりょうしき』というタイトルになりました!

次に、誰を呼ぶか、どんな出し物をするか、みんなで相談し合って決めました。

準備したのは、修了式の招待状です。
色画用紙に招待状の文章を書き、それぞれ船でお世話になった方へ気持ちを込めて書きました。クラスにいる中文(中国語)を話すトントンちゃん(5歳)も参加します。友だちが書いている招待状を真似しながら、ひらがなに挑戦しました!

招待状を書き上げると、船内をお散歩しながら招待したい方を探します。クルーズディレクター、WEBレポーター、映像スタッフ、イベントのお手伝いをしてくれたスタッフ、韓国語を教えてくれたスタッフ、英語やスペイン語を教えてくれたGETの先生など、それぞれ自分で書いた招待状を手渡しします。船内生活で1番お世話になったレストランの子どもエリア担当クルー2名にも招待状を渡します。
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子どもたちが会議の中で、「せんない しんぶん を つくりたい!」という声があがりました。(船内新聞とは、日本で発行されている新聞・テレビ欄のように、その日行う講座やイベントの開催時間、場所が記載されているだけでなく、参加者の取材記事や、講座の紹介、また「今夜は時差が発生します」といった大切なお知らせが記載されています)
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毎日、船内の予定を知らせてくれる船内新聞を自分たちで作り、局長さんに見てもらいたいとのアイデアで、新聞局長、イベント欄局長もご招待。イベント欄を作るスタッフに招待状を渡した後、こた君(5歳)より「あぁやって新聞って作っているんだね~」の感心の言葉でした。

船内でたくさん遊んだ、大人の友だちも、子どもたちから招待!
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当日は、子どもたちが司会を勤めました。集合写真には招待した方にも参加して頂きました。

『ありがとうの花』を歌ったり、船内新聞発表会をしたり、出航してからの写真を見たり。
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一人ひとり名前を読んで、修了証を手渡しました。

舞台に出てくる際、「一言お話ししたい方はマイクでどうぞ」と伝えると、

「きてくれて ありがとうございました」

「ぴーすぼーと たのしかった です」

「ぴーすぼーと だいすき です」と、たくさんの感想が出ました。
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最後にみんなで歌ったのは、「きみとぼくのラララ」で手話に挑戦しました!「さようなら」と伝えるかわりに、みんなで感謝の気持ちを込めて歌いました。
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修了式の最後には、ヤンゴンまで乗船していた『子どもの家』アドバイザーの深津高子さんからのお手紙を読み、子どもたちは真剣に耳を傾けていました。
今までもこれからも、たくさん「さようなら」を経験するけれど、「さようなら」の後には必ず次の「こんにちは」がやってくる事を楽しみに、『ピースボート せかいいっしゅう しゅうりょうしき』、そして第95回クルーズ『子どもの家』を終えました。

今回の旅では、途中でバイバイをしたお友だちを入れて、全員で18名の子どもたちが、出会いました。年齢も出身地も違う、そして国も違う子どもたちが同じ空間で過ごし、寄港地では現地の方と出会い、104日間で色々な経験を共有しました。
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育って来た環境の違いに戸惑った事も、寄港地ごとに変わる空気や人の変化に驚いた事も、初めての体験ばかりでした。104日間で経験した事を、これからも時々思い出してもらえたら嬉しいです。子どもたちと一緒にたくさんの経験が出来た事、本当に感謝しています。

船内で子どもたちを温かく見守って下さった皆さま、たくさん一緒に遊んで下さった皆さま、保護者の皆さま、本当にありがとうございました。
またお会いできる日を楽しみにしています♪
第95回『子どもの家』担任:丸木佳里

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