みてもいいですか~?(ICクラス)

こんにちは!ICクラス(*)アシスタントの斉藤裕子です。
(*Infant Community:乳幼児クラス、2~3歳の子どもたちがここで過ごします)

残す寄港地もあとハワイだけとなり、104日間の船旅も残りわずかとなってきました。
ICクラスのお友だちの関わりも深まりつつあり。言葉のやりとりも面白い毎日です。

机でお友だちがお仕事をしていると、興味を持った子がそばにきて
「みてもいいですか~?」とやりとりをしている場面がよく見られるようになってきました。

 

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この後はお仕事を見て、お友だちが終われば自分もお仕事をやってみるという姿が見られます。色んな事を自分で見たり、聞いたりすることでそのまま吸収しているんだなぁ~とつくづく感じます。

すべての教具・道具を1種類ずつしか環境に置かないことで「取り合いにならないのですか?」と聞かれることもあります。でも、お友達のしていることを見て「やってみたいな」と感じるとき、「見ていてもいい?」と聞けばいいことがわかったら、そして、お友達は自分の時間が済んだら、きちんと元にあった場所に戻すのだということがわかったら、子どもたちはこんなにも穏やかです。お友達が集中している姿を見ていれば、自分と同じように、友達にも大好きな仕事があることがわかります。

 

机を使いたい時やベンチに座る時など、
「ここいいですか~?」 「どうぞ~」という可愛らしい会話が聞こえてくることも。

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言葉のやりとりも増え、ぶつかり合うこともあるけれど、嬉しい・悲しい・怒るといった感情表現を全身、全力で表しながら言葉で伝えられるように吸収している子どもたちです。

 

今日の朝はこんな出来事がありました。
泣いている3歳の女の子に、2歳の男の子がティッシュを持ってきて差し出す場面。

女の子も自然と涙が止まり、すぐに笑顔に。
それを見た男の子は

「うれしいになったね」とお互い笑顔になり、相手の気持ちに寄り添いながら友だちとの関係ができている姿がとても嬉しく感じ、朝から愛で溢れる1日の始まりでしたよ!

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「自分が!」という時期にいる子どもたちですが、会話のやりとりや関わりを深めながら小さなコミュニティーが出来ていることが本当に嬉しいことですね。

毎日笑って、泣いて、怒って、泣いてと色んな表情を見せてくれる子どもたち。
洋上で過ごす日も少なくなってきましたが、一日一日を大切に、気持ちに寄り添いながら向き合って過ごしていきたいなと思います。

(斉藤裕子)

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